愛未
○○
愛未
○○
愛未ちゃんは私たちが付き合っているのだと思っていたそうで、訂正をお願いした。
愛未
その待っている人は、手越くん?
そんなの聞きたくないし、勇気もない。
今からふたりで帰るんだね。
そんな姿見たくない。
だから、ゆっくりと学校を出て、 校門を抜けると………
増田
貴久に腕を取られ、歩き出すと、 目の前に出された手のひら。
どうやら今日のお菓子が欲しいらしい。
渡すと、嬉しそうな顔で頬張る貴久。
○○
増田
とりあえず無視するべく、
○○
増田
○○
増田
帰ってから一人になってもあたまにふと思い浮かぶのは、手越くんと愛未ちゃんのこと。
ああ。もう考えたくない。
だから、手越くんから借りた小説を読む。
読んでみたはいいけど、切なすぎて………
涙が止まらないよ…………
自分の片思いの相手はほかの人が好き。
でも、主人公は自分の気持ちを押し殺して、 二人の恋を応援する。
なにこれ………わたしそっくりじゃん!!
次の朝手越くんに小説読んだよと声を掛ける
よく聞いてみると手越くんも泣いたらしい。
すると手越くんから嬉しい言葉が。
手越
え………?私と?無理!幸せ………
手越
え………愛未ちゃん………も?
手越
呼び捨て………付き合ってるんだもん。
そりゃ、呼び捨てだよね。
どこかに傷ついてる私がいた。
こんなんで傷ついてたら二人でいる時、 私の胸はきっともたないだろう。
それに………
ごめんね。愛未ちゃん。
私はあなたと仲良くなりたくない。
最低な女でごめん。
こうして話してるだけで、 手越くんの笑顔を私が独り占めしたい。
って思っちゃう。
とりあえず………
○○
こう返事するしかなかった。
つづく…
コメント
8件
6話なぜかとんでいますが、5話の続きは7話です。
さんかく。様って物語の作り方すごく上手ですよね😊憧れます🥺 続き楽しみにしてます! 焦らなくて大丈夫ですからね!!