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監 禁 犯 は 犬 と 猫 🐾

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監 禁 犯 は 犬 と 猫 🐾

9 - Episode_9.『 地 雷 を 踏 ん だ 猫 』

♥

2,202

2024年08月18日

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保 科

ええーー!

保 科

何で僕も一緒に起こしてくれんかったん?

鳴 海

そりゃ二人で晩メシ食いたかったからだ

あはは....

鳴 海

勝手に起きないお前が悪い

保 科

はー!?なんやとお前💢

保 科

ズルいズルいズルいズルい....

鳴 海

(べー)

顔を膨らまして睨みつく保科に対して、

鳴海は煽っているかのように舌を出した。

鳴 海

冷蔵庫にお前の分が入ってるから

鳴 海

レンジでチンして食べろ

保 科

むぅ〜.....分かったよ

保 科

おっ美味い美味い

保科が美味しそうに夕飯を頬張る姿を横目に、

私はテレビなどを見て

ぼんやりと過ごした。

夜十時。

ニュース番組がここ数日の出来事を ハイライトで伝える中、

都内の女子大学生が行方不明になった事件など、

どんなローカルな局でも放送していなかった。

(当たり前かぁ.....)

(私、一人暮らしだし知り合い少ないし)

どこか残念なようなホッとしたような気持ちになっていると、

鳴海に声をかけられた。

鳴 海

鳴 海

じゃあ俺ら風呂入ってくるから

あ、うん

あれ?お互い嫌ってると思ったけど風呂には一緒に入るんだ...

鳴 海

言っておくが

鳴 海

ボクはコイツと一緒に入りたくて言ってるんじゃないからな

えっそなの?

鳴 海

ボクが入ってる間に

鳴 海

なんかしそうだから一緒に入ンだよ

あ、確かに。

保 科

え〜

保 科

何もせーへんって

鳴 海

嘘つけ

鳴 海

行くぞ

鳴海は保科の後ろ側の服を引っ張って行った。

保 科

グエッ苦しい...

首を服で締め付けられていた保科だが、

衝撃な事を発言した。

保 科

てか、鈴も一緒に入った方が良えやろ

は?

いやいやいや無理なんですけど。

鳴 海

おっそれ良いな

鳴 海

鈴も一緒に入るか?

はっ!?

無理無理無理無理

ついさっきキスしたばっかだろうがー!

鳴海の『恥ずい』の基準もよく分からないんだけど。

鳴 海

ちぇっ

鳴 海

じゃあ行くぞおカッパ

保 科

はーい

二人が風呂場に向かう。

......

なんだかんだ言って

保科より鳴海の方が考えてる事が分からない。

突然押し倒してきたりキスしてきたり

マジでイミフ*。

※ イミフ = 「意味不明」の略

てか思ったんだけど

何で二人は仲が悪そうなのに 一緒に暮らしてるんだろう...?

協力するため?

両方私の事が好きだから?

いや何考えてるんだ私は。

にしても

廊下の奥から聞こえるシャワーの音が やけに生々しい。

私は音量を大きめにして

特に興味のないドラマを しばらく見流していると、

風呂場のドアが開き、

ぺたぺたという足音が聞こえてきた。

保 科

はぁ〜あっつ

保 科

何しようかな〜?

保科の声だ。

ン?もう上がったんだ

思ったより早かっ___

声のした方に視線を向けると、

下着(下だけ)姿に バスタオルを羽織っただけの

保科が冷蔵庫を漁っていた。

__!?!?

私は咄嗟に顔をテレビの方へ戻した。

ここ数時間の間に

反射神経はかなり良くなったと思うのだが、

それでも見えるもんは見えてしまった。

(下着.......//)

気まずさ全開の私の気も知らず、

保科が顔を覗き込んでくる。

私はあからさまに視線を逸らしたが、

保科は不思議そうに更に顔を覗き込んできた。

保 科

鈴は何味が好きや?

.......味??

味ってなんの....

保科に視線を戻すと、

かがんだ姿勢の髪から

「ぽたり」

と、水滴が落ちるのが見えた。

雫は大胸筋の谷間をなぞって腹直筋を通り、

下着に吸い込まれて行った。

て、てかそんな事より!

頼むから服を着てよ.....ッ///

保 科

.....

顔全身が真っ赤に染まった鈴の顔を見て

保科は驚いた顔を見せながら、

地雷を踏んだ。

保 科

.....鳴海に何かされたんか?

......えっ?

突然の質問に

私はまたもや声が裏返って声に出てしまった。

(何かされたって.....)

私の考えによると

何かされた = キスされた

が一番当てはまった。

しかし保科本人にこの事を言ってしまったら

更にヤバい事になってしまいそうだ。

....な

何もされてないよ.....(汗 + 苦笑)

私は言わない決断をした。

だがしかし

保 科

.......嘘や

保 科

「嘘」っちゅー顔してる

__ッ!

すぐにバレてしまった。

しかし何だろうこの感じ...

いかにも保科の目が本気だった。

いつもは糸目なのに

こう言う時だけ 赤紫色の細い目を見せられる。

少し怯えている私に

保科はゾロゾロと私の顔に近づいてきた。

保 科

.......もし

保 科

アイツに口を奪われたんなら

えっ......ちょ、何__

保科は私の顎に親指を乗せた。

___そして

「チュッ」

保 科

上書きせんとなぁ....♡

.......

___ぇ....?

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