鈴
保 科
唇と唇が当たった瞬間。
この柔らかい感じが再び起きた。
まさか鳴海の次は保科にやらされるとは...
鈴
鈴
私が言いかけている時に
保科は再度自身の唇を当てる。
さっきより長い。
息がもたなそうだ。
私は保科の背中をトントンと叩いて反抗した。
そしたら保科は唇を離してくれた。
鈴
保 科
二人とも息が荒れている様子。
本当に危なかった。
もう少しで 保科の柔らかいナニかが口に入るとこだった。
これで分かった。
保科の警戒レベルは鳴海より上だという事を。
私がそう考えていると
奥から鳴海の声が聞こえてきた。
鳴 海
鳴 海
保 科
鳴海に呼ばれた保科は
ぺたぺたと声の方に駆けて行った。
横を通り過ぎる際に、
シャンプーの良い香りがふわり、と届く。
鈴
私は決して振り返らないように注意しながら
テレビを食い入るように見つめた。
奥の方で二人の話し声が聞こえてくる。
その中でも鳴海は何か少し怒っている様だ。
鈴
どうせ怒られるとは思ったが、
風呂上がりの奴らの会話は
さっきまでとは明らかに何かが違った。
___そう。
攻撃力が軽く1000は上がっている。
そのパワー、スピード、テクニック。
全てにおいて先程までの実力を
遥かに凌駕していた。
つまり何が言いたいのかというと、
視覚、嗅覚、聴覚、
ありとあらゆるところから入ってくる
情報の破壊力がヤバイということだ。
鈴
初日で二人にキスされてしまった...
初日でにゃんにゃんは流石に無理だけど
鈴
奴らが活動し、
その一挙一動が視界にちらつく限り、
覚えたばかりの私の
" 猫の呪文 "
などでは到底太刀打ちできない。
こんなもの、
もし二人に本気を出されたら
私は一体どうなってしまうのだろうか。
絶対キスだけでは済まないだろう。
鈴
私がソファーにうずくまって
脳内で『くっ殺』していると、
不意に鳴海に声をかけられた。
鳴 海
鳴 海
鈴
顔を上げると、
そこには着替え終わった鳴海が立っていた。
就寝用の部屋着なのだろうか
黒シャツにダボダボの黒ズボンを履いていた。
鈴
私が顔をキリリとさせていると、
バスタオルをぽん、と手渡される。
鳴 海
鳴 海
・・・
鈴
鳴 海
鳴 海
私は促されるままに風呂場へ向かった。
シャワーなどの使い方を一通り説明され
服を脱いで (下はまだ改造済でないものだったので、チョキチョキするようにハサミを手渡された)
浴室に入ると、
バニラのいい香りが広がっていた。
鈴
当然な事だ。
さっきまで二人が入っていたんだから。
そこに入る勇気は私にはまだ無かった。
シャワーを出して熱い湯を浴びると、
身体の力が一気に抜けていった。
鈴
鈴
私が至福の時間に浸っていると、
不意に浴室の扉の前に人影が現れた。
保 科
鈴
鈴
保科は私に一声かけると、扉の前に座り込んだ。
鈴
鈴
保 科
鈴
鈴
鈴
鈴
保 科
保 科
鈴
鈴
浴室内から問いかけると、
保科はドヤ顔で答えた。
保 科
鈴
鈴
保 科
保 科
鈴
そう言われて天井を見上げると、
そこには通気口があった。
確かに少し大きめだが、
どう考えてもここからでは出られない気がする。
鈴
鈴
保 科
保 科
鈴
鈴
保 科
保 科
鈴
鈴
保 科
保 科
保科の嬉しそうな声。
その後、私が黙って身体を洗っていると
外から鳴海の声が聞こえた。
鳴 海
鳴 海
機嫌良さそうに返事をする保科。
保 科
保 科
鈴
鳴 海
鳴 海
鈴
疑問に思っていると、
不意に扉の隙間からスマホがぬるりと入ってきて
「パシャリ」
鈴
鳴 海
鈴
・・・
は??(2回目)
鈴
声を荒げる私に
鳴海は飄々とした態度で答える。
鳴 海
鈴
鳴 海
鳴 海
明らかな犯罪手口。
鈴
保 科
呑気に言う保科。
鈴
鳴 海
鈴
フォトを開き写真を見る鳴海。
鳴 海
鳴 海
保 科
鈴
てか鳴海も変態じゃねぇかよ。
鈴
鳴 海
鳴 海
鳴 海
鈴
今の現状で分かっているのは
保科 = ただの変態
鳴海 = ガチの変態
である。
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コメント
2件
変態過ぎるのがいいのか悪いのか、、、、、、
二人とも変態で草