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結羅

『寿命が後"1年"の君に恋をした #01』

結羅

君恋は主にるなさんが主人公となっております ՞

結羅

#01では……
❄️×🍗 ❄️×⚡ ❄️×🌷
🍪×🦖 🍫×🎸 etcの要素が含まれております

結羅

地雷な方はここで閉じることをおすすめ致します

結羅

『寿命が後"1年"の君に恋をしました#01』

結羅

START✩.*˚

キーンコーンカーンコーン

HRが終わったと共に帰りの予鈴が鳴りみんなが一斉に席を立つ。

今日も私は日課となっている"病院"へ行く。

ガタン

今日は何のお話をしようかな~…

??

るな今日も"お見舞い"行くの?

??

毎日凄いですね՞ ՞

あれこれ考えていると、親友の"えとちゃんと"のあちゃん"が私の近くに寄り話しかけてきた。

R.❄️

勿論ですっ!

E

"なおきり"さんるなのこと大好きだもんね(笑)

N.🍪

ですよね!

R.❄️

まぁ幼馴染ですからね~!

"なおきり"くんは 私の幼馴染の男の子でその子のお見舞いに病院に行くことが最近の日課となっている。

R.❄️

あ!来ましたよ"彼氏"さん

E

あっ"うり"ーっ

N.🍪

"じゃぱぱ"さんっ!

U.🎸

よぉ!

J.🦖

早く会いたくなって来ちゃった(笑)

このおふたりさんは…2人の彼氏です。 えとちゃんの彼氏はうりさん。 のあちゃんの彼氏はじゃぱぱさん

R.❄️

ではリア充さん達でごゆっくり~😏😏

E

あっ、!るなまた明日ね!…///

N.🍪

る、るなさんまた明日です!!///

広い…広すぎる՞ ՞

R.❄️

…ど、どこでしたっけ…!?

現在るな迷子中です。

何回…いや何百回…いや何千回来てると思ってんだ…流石に覚えたいけど広すぎて迷っちゃうー、!

ひとりであわあわしていると後ろから聞きなれた声が聞こえた。

T.⚡

まーた迷子なんか?(笑)

ギクッ

R.❄️

…し、仕方ないですよ!

T.⚡

何回俺るなの迷子に付き合わされてんや(笑)

R.❄️

何百回…じゃないですか!?

T.⚡

逆にやばいわ(笑)

R.❄️

ス、スイマセン

この面倒見がいい人は、私の一個年上の17歳(高1)たつやさん なおきりくんの親友で、3年前くらいに仲良くなった。

こうやって見かけた時に毎回迷子になっている私を助けてくれる面倒見のいいお兄さんみたいな人。

T.⚡

仕方ないわ…教えたる!

T.⚡

ほら着いてこーい

R.❄️

有難う御座いますーっ!

たつやさんの隣に肩を合わせて並んで歩く。

たつやさんは事故で足を失い義足を使って日々生活している。 前までは車椅子で最近義足にしたばかりだからか歩き方が少しぎこちない。

T.⚡

着いたでー

106号室

T.⚡

んじゃあ明日はちゃんと覚えてなー(笑)

それだけ言い残し去っていくたつやさんの背中がどことなく寂しく思えたからか私は叫んでいた。

R.❄️

頑張ってください!!!

意味が通じたのか少し驚いた顔をした後私に笑顔を向けてくれた

R.❄️

さぁてと…!

私は一息つき、106号室と書かれた扉をじっくりと見た後ドアノブに手をかけた。

コンコン

R.❄️

なおきりくーん!

R.❄️

来たよー!

ドアを開けて中に入るといつもベットで読書をしているなおきりくんが何かを考えている様な表情をしていた。

そしていつもは来たら真っ先に声をかけてくれるのに、今日はまだ私の存在に気付いていないみたいだった。

R.❄️

(どうしたんだろう?)

R.❄️

なおきりくんっ!

N.🌷

わ、っ…るなちゃん

やっと私の存在に気付いてくれたみたいでほっと胸を撫で下ろす。

R.❄️

そんな悩んだ顔してどーしてたの!?

実は……となおきりくんが話してくれた。

なおきりくんは5年前、学校で倒れて緊急搬送されて検査したら病気だった。 それからずーっと入院しているんだけど最近症状も軽くなってきてるから

お医者さんに学校に週2くらいなら通ってもいいって許可を下ろされたんだけど、自分は行きたくなくてもお母さんとお父さんが勧めてくるからなかなか断れないらしくて今悩んでるんだ

って

R.❄️

うーん…なおきりくんが行きたくないなら無理して行くことは無いんじゃないかな?

N.🌷

でも…お父さんとお母さんがいなければ僕はこの世に今いるかもあやふやだったんだ

N.🌷

今生きてるのはお父さんとお母さんがいたからだよ

N.🌷

だから断りずらくて…僕もどうしても行きたくない訳じゃないから

R.❄️

なおきりくんどこの高校に行く予定なの!?

それはもちろん…となおきりくんが私の方を見て穏やかに微笑んだ。

N.🌷

虹桃高校だよ

虹桃高校とは……☝🏻 ̖́- るなが通っている高校

N.🌷

お医者さんが信用出来る子がいた方が生活しやすいからって

N.🌷

クラスも同じにしてもらった…ニコッ

R.❄️

なおきりくんとまた学校生活送れたら私は嬉しいなぁ

N.🌷

やっぱり僕通おうかな…

R.❄️

楽しみにしてますっ!

N.🌷

うん僕も…

N.🌷

るなちゃんと一緒なら…

それからたわいの無い話をして盛り上がった。

PM:06:00

辺りは夕暮れに染まっていた。 なおきりくんが申し訳なさそうに眉を下げて言った。

N.🌷

ごめん…僕が話し続けたせいで…՞ ՞

その姿がまるで捨てられた子犬の様で許すしか選択肢か無い。 そもそも話に乗っちゃった私も悪いわけだし!

R.❄️

大丈夫だよっ!

N.🌷

僕…玄関まで送るね

R.❄️

病人歩かせるなんてやってはいけないことでしょ!

N.🌷

……いやでも、

R.❄️

るな…またなおきりくんと学校生活送れる事が本っ当に楽しみなの!

R.❄️

だからね…?安静にしててほしい!!

N.🌷

……わかった…!

N.🌷

気を付けて帰ってね。

R.❄️

はーいっ!!

R.❄️

…ちょ、ちょっとだけならいいですよね…!

きょろきょろ

絶対今の自分不振な行動をしているに違いない…! けどバレたら面倒なことになっちゃう

R.❄️

…もうるなも高一ですし!!

R.❄️

高校生といえば寄り道ですよね(?)

もう子供じゃないんだから! (※子供です)

神様…今日だけ許してください! 私は心に罪悪感を抱えつつも存在に気付かれぬよう気を引き締めて歩いた。

何だかスパイみたいでわくわくしますっ!

R.❄️

ふぅーっ!

R.❄️

ここまで来れば一安心ですね…!

R.❄️

もう少しで

R.❄️

おーくじょーうっ🎶

鼻歌交じりに最後の段を登ろうとした時。

??

………………んだ

R.❄️

……んんん?

いつも人のいない場所なはずなのに声がする。

あまりよく聞こえないけれど確かに誰かの声が聞こえる。

R.❄️

…行ってみますか…!

R.❄️

気のせいかもしれませんし

そして最後の段を登り屋上の扉を開けた時。

R.❄️

…!

そこには思いがけない光景が広がっていて思わず息を呑んだ。

??

…さようなら

R.❄️

…っ!

私は考えるよりも先に体が動いていた。

ギュッ

R.❄️

……間に合ったぁあ

でも彼は私を鋭い目で睨んだ。

恨まれても…いい 今私に出来るのは彼の命を救うこと

こんなのに怯えてちゃ駄目… この子には生きてて欲しいから

??

……邪魔すんなよ

黒い髪の毛に赤いメッシュがかかっていて瞳は真っ赤。

歳は私と同じくらいだと思う… 彼は病衣を着ていた……きっとこの子はここの病院に入院している子だ

私を睨んだ瞳の奥には強い決心があった。

R.❄️

邪魔じゃない…!

R.❄️

君の命を救いたい…

R.❄️

それは決して邪魔をしていることじゃない

R.❄️

こんな赤の他人に言われても救われても困ると思いますけどね

??

なに…?いい子気取りか何かですかー?(笑)

いい子気取りなんかじゃない… 私は本気…至って本気…やる時はやりますよるなだって

R.❄️

そうやって命を簡単に落とそうとか思わないで

R.❄️

命はそんなに軽いものじゃない…!

??

……お前に俺の何がわかるんだよ!!

彼が悲鳴の様に叫んだ。

……私は…るなは……

R.❄️

今貴方に会ったばかりだから君が何でこんなことをしているかも

R.❄️

分かりません……

R.❄️

でも…っ

R.❄️

今死んで後悔しないって言いきれますか…?

??

…っ

R.❄️

したいことはありませんか??

R.❄️

夢は…?叶えたいことは…?

R.❄️

生きてるうちにしたいことは…?

R.❄️

大切な人とまだ笑いたくないですか…?

R.❄️

泣きたくないですか…?

R.❄️

ありがとうは伝えましたか?

R.❄️

大切な人と共に過ごしたくないですか…?

R.❄️

未来に今希望が無くても

R.❄️

生きているのがどんなに辛くても

R.❄️

生きることを諦めないで

R.❄️

必ずいいことはありますから

R.❄️

どうせなら自分から死ぬ人生より人生楽しかったって最期思える様な人生にしたくないですか?

R.❄️

今生きる希望が無いなら

R.❄️

るなが貴方の生きる希望になってやります!ニコッ

R.❄️

生きたいなら助けます

R.❄️

生きたくないならこのまま手を離しても構いません

けど…

R.❄️

君を絶対に死なせませんから!!

彼の頬に、光った雫が一筋流れた。

R.❄️

これでも死にたいって思いますか??

R.❄️

生きるか死ぬかは貴方次第です!

彼は下唇を噛み締めると、泣き叫ぶ様な目で言ってきた。

??

…生きたい…です

R.❄️

よく言えましたっ!

私が力付くで引き上げ、彼は地面につくとそのまま崩れ落ちた。

R.❄️

大丈夫…ですか?

??

………大丈夫…

R.❄️

…あっ!

R.❄️

貴方のお名前は…!?

そういえば聞くのをうっかり忘れていた。

私が訪ねると彼は言った。

Y.🍗‪

…ゆあん…赤色ゆあん

R.❄️

…ゆあん…!

R.❄️

素敵なお名前ですねっ!

そう…?と手短に言うと次は彼が訪ねてきた。

Y.🍗‪

…あんたこそ…名前は?

R.❄️

るなです!!

Y.🍗‪

……るな

R.❄️

はいっ!✦.°

R.❄️

ゆあんさんっ!✦.°

名前を呼ばれたことが嬉しくて思わず目を輝かせてしまった。

すると彼がふっと笑った。

一瞬だったけれど彼の笑顔はとても頭に残るような笑顔でキラキラ輝いていた。

Y.🍗‪

…いやそんなに喜ぶ?

Y.🍗‪

てかゆあんでいいよ(笑)

R.❄️

……っ!

Y.🍗‪

…なに?あんまジロジロ見られるの好きじゃないんだけど

私が見すぎていたせいか叱られてしまった。

R.❄️

す、すいませんっ!

R.❄️

名前の件については…!

R.❄️

呼び捨てだと馴れ馴れしいので…

R.❄️

ゆあんくんって呼ばせて頂きますね!!

Y.🍗‪

…勝手にすればっ、

言葉は冷たくて態度も素っ気ないけど

彼が少しでも話してくれることが

私にとっては凄く嬉しいものだった

R.❄️

…あっ!՞ ՞

私はふと時計を目にやる。

PM:06:20

R.❄️

やっやばい՞ ՞

R.❄️

帰らなきゃお母さんに怒られちゃう〜〜՞ ՞

私は鞄を持って颯爽に屋上から離れた。

彼の存在もすっかり忘れ-。

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