睦月
これから死ぬの? 本当に死ぬの? それなら止めないよ じゃあ死ぬ前に 僕の話を少しだけ 慰めはありきたりな言葉ばっか 周りはありきたりな 返答と否定ばっか 何度も我慢して 何度も歩いてきて 今日死のうとしてるんだよね 沢山頑張ってきたんだよね もうダメだって思っても 立ち上がってきたんだよね そんな君に 「頑張れ」 なんて言葉は もう言えない 誰より頑張ってきてるのに 誰よりも頑張ってるはずなのに 誰にも見てもらえない 誰よりも大きく小さく 心で叫んでるのに 誰の心にも届かない そんな世界なら 死んでしまった方がいいよね 口では語りきれない程 辛い毎日が 今日まであった 数え切れない程の つらい夜を 今日まで越えてきた よく振り返ってごらん ほら… すごく頑張ってきたよね 「よくここまでやったね」 って 僕が近くにいれば 言ってあげたい 「もうこれ以上 頑張る必要なんか ないんだよ」って 君に言ってあげたい 「辛かったね」って 背中をさすってあげたいんだ きっと君は スーッと心に まとった何かが はがれ落ちて 同時に沢山の涙が 溢れてくるんじゃないのかな いつも静かな君が 子供みたいに 泣いてしまうかもしれない 君がすむまで泣いて 君は泣きつかれたら 眠るんだ 夜中に目が覚めても大丈夫 朝になっても ちゃんといてあげる 君の元気が出る 朝ごはんを 僕が作ってあげる ほら 僕だって結局 何もできてないんだよ 今画面を見つめてる君に 携帯を握りしめて 泣いている君に 僕は 何もしてあげられないんだよ こうして伝えることしか 出来ないけど もう一度だけ君に言いたい もう、頑張らないでいいよ 僕も、ありきたりな言葉を 1つ言っていいかな 君がいなくなったら 僕は悲しむよ 君が生きていることが嬉しいんだ
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