ピピピピピピッ
るぅ
るぅ
時計の針はもう夜の八時を指していた
るぅ
そうして僕はツイートして またエゴサや、作業にかかる
るぅ
すこし心臓が痛む そのまま僕はその場をたち 隣の部屋にノックをかけた
るぅ
その時間も長い気がした
ころ
いつも部屋に入れてくれる彼 今日はこちらへ来るようだ
ギィという音と同時に 彼の姿が見える
ころ
るぅ
ころ
ころ
つい3日前まで一緒に入ろうと 駄々を捏ねていた彼だったが そんなことももう、言わなくなった
るぅ
僕はそのままお風呂場へとむかった
るぅ
と1つため息をついた 体が少し濡れていて 部屋のひんやりとした空気が 僕を包んだ
ころ
るぅ
夜ご飯はハンバーグ ころちゃんの得意料理 形は歪だけど味はどこのよりも 世界で1番美味しい
ころ
るぅ
ころ
そのまま沈黙が続く中 彼が口を開いた
ころ
るぅ
ころ
心に傷を負った気がした 冷たい言葉を言われてる感覚になった なんで僕は 名前を呼ばれただけで 傷ついているの?
ころ
るぅ
ころ
なんで泣いてんの?
そのときハッとした 僕は なぜ泣いている?
るぅ
ころ
なんでだろう… 僕はその場をたった ごめんね…僕どうかしちゃったみたい
時計はもう11時40分を指していた
るぅ
涙をふいて配信をつけた
リスナーさんに泣いてることがバレたら 積み上げてきた 僕の優秀さが壊れてしまう
曲を流す
いつもの笑顔で…そう
45分を指した時 マイクを入れた
るぅ
コメント欄はこんにちはや おめでとうで溢れている
るぅ
るぅ
コメント欄 もちろんメンバーにですよね!w 貰えますよ!るぅくんの 大切な人は誰ですか?
るぅ
るぅ
コメント欄 メンバーの誰ですか!?!? 気になります!!
るぅ
コメント欄 流石るぅとさん!
そんな話をしていると 時間は2分前
突然スマホのLINE音が鳴った
るぅ
ころちゃん 💬 配信終わったら 僕の部屋来て
短文が添えられた 簡単な言葉
彼のことを考えてると 何時しか誕生日まで残り10秒
5秒
4秒
3
2
1
お誕生日おめでとう僕
通知音が鳴り止まないスマホ
コメント欄がおめでとうで 溢れている
幸せものの僕
だが本当の幸せを
まだ貰っていない
るぅ
みんなにさよならを言い 部屋を出る
コンコンとノックをする音
ころ
と中から聞こえる声
ドアノブに手を添えた
心臓の音だけが聞こえる
ガチャッと扉が空く
るぅ
部屋は真っ暗で 本当に彼がいると思えない
パチと電気を付けた
その瞬間だった
パァァァァン
るぅ
ころ
ころ
るぅ
何が起きているのだろう
るぅ
ころ
ころ
ころ
ころ
彼の袖が目元に来る
るぅ
ころ
そう僕の目の前に箱を差し上げた
ころ
ころ
るぅ
るぅ
初めて自分が泣いていると自覚した
ころ
ころ
君の方が小柄で 君の方が泣き虫なのに
胸は僕よりも広く大きかった
るぅ
るぅ
僕は笑ってそう答えた
あとから聞いた さとみくんの事は 相談を受けてたのではなく 相談をしてたらしい 僕のことについて 呼び方は 告白する前にちょっと気分を 変えたかったからだとか お風呂のことを言ったら もちろん襲われたけど 一緒に入りたかったと泣かれた
そんな彼の間に
愛しい命も宿って
僕達は一生幸せになる事を
みんなの前で誓った
コメント
3件
きゃぁぁぁうた神やわやっぱうたしか勝たん
え、なにこれ最高
三┏(っ'ヮ'c)┛ウゥッヒョオアアァ((殴 最高すぎてあたおかになっちゃいました☆((