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シスターは息をする
S T A R T .
私はシスター 。
私の家族は、みんなシスターの家系だから 。
私もシスターとして責務を全うしてて、
でも、私はシスターなんて嫌い 。
だから、毎回お祈りの時は 、
やる気が出ない 。
私って、駄目なシスター 。
春夏
感情なんてとっくのとうに忘れて 。
仕事には、祈りの言葉と偽物の笑顔が必要なだけ 。
だから、私にはなにもなく、空っぽのままだった 。
なにも満たされないただのシスター 。
こんなの誰も愛してくれるはずもないから 。
春夏
今日も作り笑顔を作り、作り
笑顔を見せなきゃ叩かれる 。
祈りの言葉を捧げなきゃ殴られる 。
だから、私は今日も偽の笑顔を作る
笑顔じゃなきゃ駄目？
愛されないと駄目？
お祈りをしなきゃ駄目？
もうそういうのやめない？
疲れちゃったから 。
春夏
いつもの声
いつもの顔
ほんとの顔なんてみんなは知らない。
気付いてくれないから 。
すみれ
春夏
この子は私の友達 。
家系によって勝手に友達にされた
すみれ
春夏
すみれ
すみれ
春夏
すみれ
彼女は優しい 。
だから、私は彼女が好き 。
みんなは知らないこの子の事 。
だから、私精一杯守ってあげなきゃ 。
♡500
