君は僕を見てくれない

注意 irxs BLです！ 白→桃→青 最後は白桃になります！ 前編、中編、後編に分けようと思っていて 後編にRいれるつもりです！ 苦手な方は逃げてください！

本編どぞ！

これはチャンスだ

まろちゃんに彼女ができた

ということはないちゃんは"失恋"したことになる

もしかしたら僕に振り向いてくれるかもしれない！

まろちゃんがこっちくる！

あえて知らないフリをする

その方が偶然に見えるから

少しだけゆっくり歩く

走って行ったら不自然だから

あくまでも偶然を装う

そして教室に入ると

しずかに泣いている君がいた

まろが教室から出ていった

話すときずっと我慢していた涙がこぼれおちた

わかってた

この恋が実ることはなかったんだ

男なのに男を好きなるなんて 絶対に気持ち悪がられるに決まってるし

ｶﾞﾗﾗｯ

ないちゃん

どうすればいいのか分からなくて言葉がつまる

ｷﾞｭｯ

初兎ちゃんはずっと背中をさすってくれた

ないちゃんは泣き疲れて寝てしまった

ｷﾞｭｯ

さっき、ないちゃんは笑っていたけど、、、

これは君が僕を見てくれる最後のチャンスなんだ

絶対、手に入れてみせる、、、！

一気にうるさくなる

でもこのガヤガヤした雰囲気が好きでもある

ｶﾞﾀﾝｯ

ﾀｯﾀｯﾀｯ

ないちゃんはそのまま走っていった

最悪だ、、、

まろから逃げてしまった

ｶﾞﾗﾗｯ

ちょっとは、ないちゃんと近づけたよな…

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ

鼻歌を歌いながら君を待つ。

大好きな君を待つ時間はとても長く感じる。

そして綺麗な桃色の髪が目に映る。

その後は僕の家までかるい雑談をしていった。

テストの点数とか、課題の話とか

ないちゃんの笑顔はだんだん戻っていった。

ｶﾞﾁｬｯ

ﾎﾞﾌｯ

なんだろ、、、

ｶﾞﾁｬｯ

まろちゃんのこと好きやろ

言わない予定やったけど、、、

ないちゃんの気持ちが聞きたいんや

まろのことが好きだと言った瞬間、悲しそうな顔を初兎ちゃんは一瞬見せた

やっぱり引かれたかな、、、

気のせいだろうか初兎ちゃんの顔が明るくなった気がする、、

大好きだｯ、、、

予想外だった

もうとっくに諦めてると思った

最低だけど失恋して弱くなったないちゃんにつけこむ予定だった

どんな手段だってないちゃんを僕のものにする予定だった

なのにｯ、、なんでｯ

分かってたよ

僕じゃまろちゃんに勝てないって

ﾄﾞｻｯ

気づいちゃった、、

我慢しなければいいんだｯ！！

僕は泣いている君を無視して本能のままに動いた

341タップ⁉︎お疲れ様でした〜