愛子
あいす
愛子
愛子
愛子
ええええ?!?!
三人が一斉に驚く
愛子
やっこ
やっこ
やっこの問いかけに苦笑いを 浮かべながら
愛子
高校時代
高校一年生の時だった。
私なんてクソ陰キャだし
とりあえずなんとか... 高校に受かって
家族からも喜ばれ...
部活のことは頭に入っておらず 無難に帰宅部を選んでいた
ぶっちゃけ、高校生だから こうしたい!とかもなく
ただ平凡に過ぎてくれれば それでよかった
愛子
なんて思いながら立ち上がった瞬間 鞄を閉め忘れていたせいで 床に大量の教科書などが散らばった
愛子
慌てて散らばった教科書などを拾っていると
むーみん
突然の声に慌てて顔を上げた
愛子
むーみん
彼女も散らばった教科書などを 集めて私に渡してくれた
愛子
むーみん
むーみん
彼女は優しい笑顔だった。
愛子
愛子
愛子
愛子
むーみん
むーみん
むーみん
むーみん
むーみん
愛子
むーみん
むーみん
なんて笑いながら話す むーみんに
自然と私も笑顔だった。
むーみん
むーみん
愛子
むーみん
むーみん
むーみん
愛子
こんな陰キャに絡んでくれる 優しい彼女に
私は、嬉しかった
愛子
むーみん
愛子
愛子
久しぶりのカフェに目を輝かせた
むーみん
むーみん
むーみん
愛子
愛子
愛子
愛子
むーみん
愛子
むーみん
むーみん
愛子
愛子
愛子
むーみん
むーみん
愛子
むーみん
むーみん
愛子
ふと頭の中で考えた
唯一...昔にやってた楽器...くらい?
愛子
愛子
むーみん
愛子
愛子
愛子
むーみん
むーみん
むーみん
愛子
むーみん
愛子
愛子
むーみん
むーみん
むーみん
愛子
むーみん
むーみん
むーみん
愛子
こんなクソ陰キャが...?!?!
むーみん
愛子
むーみん
むーみん
愛子
愛子
むーみん
むーみん
愛子
こうして、むーみんとの バンド結成となった。
本当にお互い趣味程度だったので
決して演奏も上手くはなかったが
むーみんがSNSで拡散してくれたり
学校でも募集かけているうちに
メンバーも揃った。
...正直バンドの中でも初心者だったが
バンド活動も本格的なものになって
むーみんの知り合いの伝で スタジオを借りて
演奏する機会も増えた。
ちなみに...バンド名は 「カルピス」
単純に私の好きな飲み物は? との問いかけに答えたら カルピスになった
でもそんな些細なことが、 嬉しかったりもした
こんな陰キャな私が...
こうして皆の前で楽器を 演奏出来ていること...
その幸せが崩れるとは 予想すらもしてなかった
愛子
愛子
愛子
愛子
歓声が鳴り響くスタジオの中。
いつの間にかこんなに... 観客も増えた事に驚いていたが
いつものように演奏をしていた
愛子
楽しむをモットーにドラムを 叩いていた私。
しかし突然、大きな悲鳴ともに
誰かがステージの上に上がってきた
それと同時に...突然むーみんが 倒れ込んだ
演奏は中止となり、悲鳴が混じる 観客席の中
愛子
むーみんの胸元にナイフが刺さっているのが見えた瞬間、
愛子
声にならない程叫びそうになったが
愛子
呆然としている観客に私は 必死に叫び続けた
あれから数週間後...
むーみんの命に別状はなかったが
重症になり、当然バンドも休止
あの無邪気にやっていた バンドの面影はなかったが
むーみんも無事復帰した。
そして、話があるとの事で 学校の屋上に呼び出しをされた私
愛子
あの件があってから...
自分を責め続け...私はまともに むーみんと話すことが 出来ていなかった
むーみん
愛子
むーみん
むーみん
愛子
愛子
むーみん
むーみん
突然の言葉に目を見開いた
愛子
むーみん
むーみん
むーみん
むーみん
むーみん
むーみん
愛子
愛子
愛子
愛子
風の音で私の声は 流されたようにも感じた。
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
むーみん
むーみん
その言葉が私たちの最後の言葉だった
高校三年生の最後の夏
風のように私たちのバンドは消えた
愛子
あいす
やっこ
やっこ
まぐろ
まぐろ
愛子
愛子
愛子
愛子
やっこ
やっこ
やっこ
あいす
まぐろ
まぐろ
まぐろ
愛子
きよ
きよ
きよ
愛子
愛子
愛子
愛子
愛子
あいす
やっこ
やっこ
まぐろ
愛子
愛子
愛子
きよ
...強く私は感じた
あの時は頼りっぱなしだったけれど
私が頑張らなきゃな...って
愛子
愛子
あいす
愛子
愛子
まぐろ
やっこ
やっこ
あいす
あいす
愛子
愛子
愛子
愛子
きよ
まぐろ
きよ
きよ
きよ
きよ
あいす
やっこ
皆で円陣を組んだ。 各々顔を見合せ
愛子
愛子
ファイトー!!
大きな声がスタジオ内に響いた
翌日
きよ
きよ
?
?
むーみん
その言葉に私とあいすちゃんが 目を見開いた
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