雄英高校の正門をくぐった瞬間 思わず足が止まった。
目の前に広がるのは まるで要塞のような巨大な校舎
敷地の奥には、広大なグラウンドや訓練施設があり まるで一つの都市のようだ
堂々とそびえ立つその姿は テレビや写真で何度も 見たことがあるはずなのに
実際に目の前にすると 圧倒される
星宮茉白
無意識に言葉が 零れる
灯火
灯火の声に 茉白はハッとする
弁解しようが口をつぐもうが 既に遅い
星宮茉白
灯火
そう呆れる灯火だが それが、茉白っぽく 余計に愛らしく思う
灯火
星宮茉白
周囲には茉白同じ 新入生らしき生徒が居て それぞれ自分の教室を 探しているようだった
灯火
星宮茉白
表記を見ると 確かにそこには「1-A」と 書いてある
星宮茉白
灯火
どんな人がいるのか 心の奥で何かが高鳴るのを 感じながらドアノブに手を伸ばす
教室には既に何人か座っており それぞれ雑談したり 本を読んでいたのだろうか
扉の開く音がした瞬間 ほとんどの生徒がこちらを向く
???
???
星宮茉白
???
星宮茉白
声はするのに 話しかけてきた相手が 見えずに戸惑う
目を逸らすと制服だけが 浮いているのが分かった
星宮茉白
???
???
まだ、教室に入って 1分も経っていないのに
まるで、友達ですと 言わんばかりのコミュ力と 明るさでグイグイくる
星宮茉白
喋るにはハードルが高く 引き気味に1歩、2歩と後退する
星宮茉白
口を開き 何かを喋ろうとするが 上手く声が出ずにいる
灯火
灯火
???
星宮茉白
そんな無茶ぶりなと 思わせるような顔で 灯火を見つめる
星宮茉白
確かに、灯火の言う通りだ それに、何も素の自分で いる必要はない
星宮茉白
???
星宮茉白
星宮茉白
透に劣らない勢いで グイグイ話しかける
???
星宮茉白
星宮茉白
???
???
星宮茉白
???
︎⤴ お互い必死とテンションが 高すぎて もうよく分からなくなってる
???
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!