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雄英高校の正門をくぐった瞬間 思わず足が止まった。

目の前に広がるのは まるで要塞のような巨大な校舎

敷地の奥には、広大なグラウンドや訓練施設があり まるで一つの都市のようだ

堂々とそびえ立つその姿は テレビや写真で何度も 見たことがあるはずなのに

実際に目の前にすると 圧倒される

星宮茉白

──凄い

無意識に言葉が 零れる

灯火

ふふっ。流石に
茉白でも驚きますでしょう?

灯火の声に 茉白はハッとする

弁解しようが口をつぐもうが 既に遅い

星宮茉白

、、、、、、

「そっぽ向く」

灯火

──素直じゃありませんこと

そう呆れる灯火だが それが、茉白っぽく 余計に愛らしく思う

灯火

本当に広いですわね
迷いそうですわ

星宮茉白

──うん

周囲には茉白同じ 新入生らしき生徒が居て それぞれ自分の教室を 探しているようだった

灯火

あら?ましろ
教室はここじゃなくて?

星宮茉白

えっ?

表記を見ると 確かにそこには「1-A」と 書いてある

星宮茉白

ほんとだ──

灯火

まったくしっかりして
欲しいですわ

どんな人がいるのか 心の奥で何かが高鳴るのを 感じながらドアノブに手を伸ばす

教室には既に何人か座っており それぞれ雑談したり 本を読んでいたのだろうか

扉の開く音がした瞬間 ほとんどの生徒がこちらを向く

???

(えっ!?
めっちゃ美人いるじゃん!)

???

(まぁ、、、
なんて、綺麗な方──)

「本の隙間から
こっそり見つめる」

星宮茉白

、、っ

???

か、可愛いぃ〜!!
美人さんだぁ〜!!

星宮茉白

、、、?

「当たりを見渡す」

声はするのに 話しかけてきた相手が 見えずに戸惑う

目を逸らすと制服だけが 浮いているのが分かった

星宮茉白

と、透明人間っ、、!

???

私、「葉隠透」!!
透明人間なんだ〜!!

???

ねぇ、名前
なんて言うの?!

まだ、教室に入って 1分も経っていないのに

まるで、友達ですと 言わんばかりのコミュ力と 明るさでグイグイくる

星宮茉白

、、、、、っ

喋るにはハードルが高く 引き気味に1歩、2歩と後退する

星宮茉白

あっ、、、あ、、

口を開き 何かを喋ろうとするが 上手く声が出ずにいる

灯火

茉白。
ここで怯んではダメですわ

灯火

まずはヒーロー
いえ、クラスメイトとして
交流を育まなくては

???

え?
今、なにか喋った?

「当たりを見渡す」

星宮茉白

、、、、、、

そんな無茶ぶりなと 思わせるような顔で 灯火を見つめる

星宮茉白

(けど──)

確かに、灯火の言う通りだ それに、何も素の自分で いる必要はない

星宮茉白

う、、、

???

う?

「かしげる」

星宮茉白

うひゃー!
透明人間!?

星宮茉白

透明人間なんて
ウチ初めて見てん!凄!!

透に劣らない勢いで グイグイ話しかける

???

えっ!?
大阪弁!!

星宮茉白

せやでぇ〜!
ウチは、「星宮茉白」

星宮茉白

コッテコテの
関西人や!

???

ねぇねぇ!
じゃ、あれやってよ!

???

ツッコミ!!

星宮茉白

なんでやねんっ!

???

本場の
なんでやねんだー!!

「興奮口調で」

︎⤴ お互い必死とテンションが 高すぎて もうよく分からなくなってる

???

、、うるせぇんだよ
モブが

「小声でそ言った後に
舌打ちをする」
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