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むかしむかし、おじいさんの家の裏山に、一匹のタヌキが住んでいました
タヌキは悪いタヌキで、おじいさんが畑で働いていますと、
ポンヘチ
と、悪口を言って、夜になるとおじいさんの畑からイモを盗んでいくのです
テヨ爺
悠バア
悠バア
おじいさんはタヌキのいたずらに我慢できなくなり、 畑にワナをしかけてタヌキを捕まえました
そしてタヌキを家の天井につるすと、
テヨ爺
と、言って、 そのまま畑仕事に出かけたのです
おじいさんがいなくなると、タヌキは人のよいおばあさんに言いました
ポンヘチ
ポンヘチ
悠バア
悠バア
悠バア
ポンヘチ
悠バア
ポンヘチ
ポンヘチ
悠バア
ポンヘチ
悠バア
おばあさんはタヌキに言われるまま、縛っていたなわを解いてしまいました
すると、、、
悠バア
そのとたん、タヌキはおばあさんに襲い掛かって、そばにあった棒で おばあさんを殴り殺したのです
ポンヘチ
タヌキはそう言って、裏山に逃げていきました
しばらくして帰ってきたおじいさんは、倒れているおばあさんを見てビックリ
テヨ爺
テヨ爺
テヨ爺
おじいさんがオイオイと泣いていますと、心やさしいウサギがやってきました
ロンロンラビット
テヨ爺
ロンロンラビット
ロンロンラビット
ロンロンラビット
テヨ爺
ロンロンラビット
テヨ爺
テヨ爺
ロンロンラビット
ウサギは、おじいさんのもとを後にしました
ウサギはタヌキをやっつける方法を考えると、タヌキを芝刈りに誘いました
ロンロンラビット
ポンヘチ
さて、その芝刈りの帰り道、ウサギは火打ち石で『カチカチ』と、 タヌキの背負っている芝に火を付けました
ポンヘチ
ロンロンラビット
ポンヘチ
しばらくすると、タヌキの背負っている芝が、『ボウボウ』と燃え始めました
ポンヘチ
ロンロンラビット
そのうちに、タヌキの背負った芝は、大きく燃えだしました
ポンヘチ
ポンヘチ
ロンロンラビット
タヌキは背中に大やけどを負いました
次の日、ウサギは唐辛子を練って作った塗り薬をもって、 タヌキの所へ行きました
ロンロンラビット
ポンヘチ
ポンヘチ
ポンヘチ
ロンロンラビット
ポンヘチ
ロンロンラビット
そんなのはウソです
ポンヘチ
ロンロンラビット
ウサギはタヌキの背中のやけどに、唐辛子の塗り薬を塗りました
ポンヘチ
ロンロンラビット
そう言ってウサギは、もっと塗りつけました
ポンヘチ
タヌキは痛さのあまり、気絶してしまいました
さて、数日するとタヌキの背中が治ったので、 ウサギはタヌキを釣りに誘いました
ロンロンラビット
ポンヘチ
海に行きますと、二せきの舟がありました
ロンロンラビット
ポンヘチ
ロンロンラビット
ポンヘチ
そう言ってウサギは、木でつくった舟に乗りました
そしてタヌキは、泥でつくった茶色い舟に乗りました
二せきの舟は、どんどんと沖へ行きました
ロンロンラビット
ポンヘチ
ロンロンラビット
ポンヘチ
泥で出来た舟が、だんだん水に溶けてきたのです
ポンヘチ
大慌てのタヌキにウサギが言いました
ロンロンラビット
ポンヘチ
ロンロンラビット
やがてタヌキの泥舟は全部溶けてしまい、 タヌキはそのまま海の底に沈んでしまいました
おしまい
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