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~Fairy Tales~

15 - 旅人と不思議なシャオジュン

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2025年03月03日

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むかし、一人の旅人が町はずれの大きな木の下に、 しょんぼりと腰をおろしていました

長い旅でお金はなくなり、朝から何一つ食べていないのです

旅人はお腹がへって、目が回りそうです

ふと、足もとに落ちている古ぼけた火打ち箱に目がとまり、 なんの気なしに中から火打石を取りだすと、力チ力チと鳴らしました

すると不思議な事に、大きな犬が、どこからともなく飛んできて、

シャオ犬

欲しいものは?なんかある?

と、聞いてきたのです

旅人ウィン子たま

お、お金が欲しい、、

シャオ犬

ん、りょーかい

旅人が答えると、犬はどこかへ飛んで行って、 お金のいっぱいつまった財布をくわえてきました

旅人ウィン子たま

え、、

旅人ウィン子たま

これ誰の財布?犯罪にならないよね?

シャオ犬

大丈夫。バレなきゃ犯罪じゃない

旅人ウィン子たま

......う、うん

そして、

シャオ犬

用があったらまた呼んで

旅人ウィン子たま

あ、うん....

と、言うと、煙のように消えてしまいました

旅人は大喜びで、そのお金でお腹いっぱいごちそうを食べて、 夜は久しぶりに宿屋に泊まりました

旅人ウィン子たま

ああ、今日はぐっすり眠れそうだ。・・・あれ?お城か....

宿屋の部屋の窓から、はるか向こうの大きなお城をながめていると、向こうの窓からも一人の美しいお姫さまが、こちらを見ているようでした

旅人ウィン子たま

綺麗な人だな。あんな人と、お友だちになれたらなぁ......。そうだ!

旅人は火打ち石を、力チ力チ鳴らしてみました

すると昼間の犬が、窓から飛び込んできました

シャオ犬

どうしたの?何が欲しいの?

旅人ウィン子たま

実は、あのお城のお姫さまと、お友だちになりたいんだ......!

旅人がわけを話すと、犬はすぐに窓から飛びだして、 まもなくお姫さまを背中に乗せて戻って来ました

変ドリー姫

こんばんわ、旅人さん。何か、旅のお話しを聞かせてくださる?

旅人ウィン子たま

はっ、はい!

お姫さまは旅人の楽しい旅のお話に、夜のふけるのも忘れるほどでした

夜明けになると、犬はお姫さまを背中に乗せて、お城に送り届けました

犬のおかげで旅人は、あくる夜も、そのあくる夜も、 お姫さまとお話しすることができました

ところがある夜、王さまの家来が、 犬がお姫さまを連れ出すところを見つけてしまったのです

家来はすぐにあとをつけましたが、見失ってしまいました

そこで家来は次の日、底に穴を開けた小さな袋にそば粉をつめて、 それをお姫さまの着物のすそに、結わえておきました

夜になると、お姫さまはまた犬の背なかに乗って、旅人のところへ行きました

でも、袋からそば粉がこぼれたことには、気が付きませんでした

あくる朝、家来たちは落ちているそば粉をたどって宿屋におしかけ、 旅人を捕まえました

お城に引き立てられた旅人は、王さまに向かって言いました

旅人ウィン子たま

お姫さまを、僕のお嫁さんにください!

王さまは、カンカンに怒って、

雑ン王

無礼者!お前なんぞに、大切な姫がやれるか!この男をこの場で死刑にしろ!

と、家来たちに命令しました

お小言家来

しかし、裁判を行わなければ、、、

雑ン王

裁判?なんだそりゃ?んなものはしなくてもよい!

雑ン王

死刑だーーーー!!!

お小言家来

はぁ、、まったくだ、、

お小言家来

やはり、雑だ....

家来たちが旅人に向かって、いっせいに鉄砲の引き金を引こうとすると、 旅人は素早く火打ち箱から火打石を取り出して、力チ力チと鳴らしました

すると、

シャオ犬

うおーっ、ワンワン!

あの犬が現れて、家来たちを相手に大暴れしました

シャオ犬

おらぁ!どぅるぁ!!

シャオ犬

おい、立てやゴルァ?!

旅人ウィン子たま

・・・

____________ドコッ、ドコッ!!

お小言家来

お、お助けぇ.....

シャオ犬

あぁ?舐めたこと言ってんじゃねぇぞ!?

旅人ウィン子たま

・・・

___________ボコーン!

そして、すべての家来たちをやっつけた犬は、王さまに向かって言いました

シャオ犬

王さま、この旅人は素晴らしい若者です

雑ン王

さっきまでの威勢は?←

シャオ犬

もし、この旅人をこの国の王にしたら、国はいつまでも栄えるでしょう

そう言うと、どこかへ消えてしまいました

雑ン王

不思議な犬だ。きっと、神さまのお使いにちがいない

そう思った王さまは、さっそく旅人とお姫さまの結婚をお許しになり、 旅人に王さまの位を譲りました

そして犬の言葉通り、この国はいつまでも栄えたということです

おしまい

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