テラーノベル
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それから数日。
私は決意していた。
今日こそ伝える
好きだと。
夜、兵舎の廊下。 角を曲がれば兵長の部屋だ。
足が震える。 でも、今言わなければきっと一生言えない。
───その時だった。
兵長の部屋の前に女性兵士が立っている。
書類を抱え何かを話している。
リヴァイは無表情で応じているだけ。
それだけなのに
胸がぎゅっと締め付けられる
夢主
やっぱりお似合いだ。
自分よりも背が高くて、綺麗で、堂々としていて
自分なんかが隣にたっていい人じゃない。
壁の角からそっと覗いていた。
───その視線にリヴァイは気づいていた
気づいていたがあえてそちらを見なかった。
リヴァイ
今日、様子がおかしかった 何か言いたげだった。
来るかもしれないと少しだけ─── ほんの少しだけ期待していた
だが
足音は遠ざかる。
リヴァイ
女性兵士は驚いて帰っていく
静まり返った廊下
リヴァイ
ぽつりと零れた声は、誰にも届かない。
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