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久しぶりにまた見に来ましたがやっぱり良いですね! 何かスピカちゃん可愛い
フォローありがとうございます うわぁぁぁ凄いですね!
みかげさん!!ありがとうございます!!楽しみにしててくださいね!!! (内容重くなったらどうしよ…)
時々幼い頃の夢を見る
私は不思議な場所に立っていて
空には星が輝き
草むらに咲く花は風に揺られ
キラキラと瞬く
そこへ『チリン』という音と共に
列車がやって来る
普通行先が書いているはずの所が
黒く塗りつぶされていて
なんだか恐い
「乗りますか?」
運転手にそう聞かれて私は思わず
言葉に詰った
そう その人には
『顔』が無いのだ
私が首を振ると運転手は
「ではまたの機会に」
と行ってしまう
心臓がトクントクンと波打っているのが分かる
金髪の少年
いきなり少年にそう問いられて
思わず身体を竦めてしまった
「なぁに?」
金髪の少年
?
金髪の少年
どうしたんだろうか
金髪の少年
金髪の少年
ドクン ドクン
心臓の音がうるさい
薄れて行く意識の中で暖かい何かが
私を 包んでいくのが分かった
目を開けると私は
見覚えのある部屋にいた。
手には何回も繰り返し読んだ
1冊の、本。
そこまで大事なわけじゃないけど
どうしても、読んでしまう。
きっと
幼い頃の
あの夜の思い出。
それが関係してるんだろう。
自分の事が分からないなんて
私きっとどうかしてる。
するとドアから『コンコン』
とノックの音が聞こえた。
エレン先生
「えぇ おはようございます先生」
エレン先生
「とても気分がいいですね」
エレン先生
「ふふふ」
「とても幸せな夢でした」
エレン先生
エレン先生
「わぁ!私も見に行きたいです」
エレン先生
エレン先生
エレン先生
エレン先生
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
カサッ
スピカ
スピカ
スピカ・ガーランド様へ
スピカ
今晩は。
お元気ですか?
今回私が貴方様に
手紙を書かせて頂いた理由は2つあります。
1つ目
私のためです。
今「えっ!?」
って思ったでしょ?
ふふふ。
本編に戻ります。
私は病気で寿命も残り少ないんです。
そこで!
10〜18歳までの子供達に
ゲームをして貰いたいのです
ふふふ。
そして2つ目
こちらはスピカ様の為の事です。
そのゲームに勝てた者だけが
願いが叶えてもらえるのです。
私を楽しませて下さるのなら、ね。
お返事、待っております。
リリィ・レオイン
スピカ
スピカ
でもどこか現実味がある手紙だった。
『…カ』
『…ピカ』
『スピカ』
スピカ
スピカ
『もうっ!いつまで寝てるの!!』
『そんな事より聞いてー!』
『お母さんさ、結婚する事になったのー!!』
『その人はね』
『優しくて仕事熱心な人なのよ〜!』
『すぐに慣れるわ!!』
スピカ
『ふふっ!』
『早く会って話して欲しい〜!!』
『こんにちは』
『君がスピカちゃん?』
『これからよろしくね』
スピカ
『ふふっ!』
『これからは家族みんなで楽しく過ごしましょうね!!!!!』
スピカ
『ガチャガチャ』
『やめて!やめて!』
『…お前今なんて言った?』
『あ…』
『なんて言ったか聞いてんだよ!!!』
『ゴッゴッ』
『いやぁぁ!!』
『ごめんなさい!ごめんなさいっ!ごめんなさ…』
『ゴチャゴチャうるせぇな!』
『ゴッゴッ』
『ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!!!!』
『いいか!?耳の穴かっぽじってよく聞け!』
『ここは俺の家なんだよ!!!』
『女で遊ぼうと金を使おうと』
『暴力を振るおうと自由なんだよ!!!』
『ゴッゴッ』
『あ…』
『いやぁ!助けてぇ!』!
『誰かぁ!!!』
『誰か助けてぇ!』
『お願い 誰か…』
『ザクッ…!』
『きゃははは!!!!』
『きゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!』
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
『さぁて』
『娘の方はどうするかな』
『とりあえず使って捨てるか?』
『ベタだな笑』
㌧㌧
スピカ
スピカ
スピカ
㌧㌧
スピカ
ダッ!
『!!』
『そこに誰かいるのか!?』
スピカ
『んー?気のせいか…』
スピカ
ガ
チャ
スピカ
スピカ
た…
スピカ
みいつけた…!!
スピカ
スピカ
エレン先生
スピカ
スピカ
エレン先生
エレン先生
エレン先生
エレン先生
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
エレン先生
エレン先生
エレン先生
スピカ
エレン先生
スピカ
バタン
バサッ
バサバサッ!
スピカ
スピカ
カサッ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
リリィ・レオイン様へ
この度、お手紙ありがとうございます。
こういった手紙を書かくのは
初めてなので大目に見てください。
えーっと今回の件ですが
ゲーム、参加させて下さい。
本当の本当に願いが叶うんですね?
不安でなりません。
でも私はリリィ様を信じて参加したい
と思ってます。
よろしくお願いします。
スピカ・ガーランドより。
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
ガチャ
エレン先生
エレン先生
スピカ
エレン先生
スピカ
エレン先生
スピカ
ガタッ
ガタガタ
スピカ
私は眠い目を擦りながら音のする窓の方を見た。
そこには
列車が
あの列車が
1人の人と共に
あったのだ。
スピカ
???
???
???
???
???
???
スピカ
スピカ
???
スピカ
???
スピカ
???
???
???
???
???
机の上の手紙を指さしながら続ける。
???
???
スピカ
???
???
スピカ
???
???
???
スピカ
???
???
???
スピカ
???
???
スピカ
???
スピカ
???
スピカ
???
???
???
???
スピカ
???
???
スピカ
スピカ
スピカ
???
ガクッ
スピカ
???
スピカ
スピカ
???
スピカ
???
???
???
スピカ
???
???
???
???
???
???
アスター
スピカ
スピカ
アスター
アスター
スピカ
スピカ
アスター
スピカ
アスター
アスター
アスター
スピカ
スピカ
アスター
アスター
スピカ
アスター
スピカ
アスター
アスター
アスター
スピカ
スピカ
アスター
スピカ
アスター
アスター
スピカ
アスター
アスター
ガタンゴトン
ガタンゴトンガタン
アスター
スピカ
スピカ
アスター
スピカ
アスター
スピカ
アスター
アスター
スピカ
スピカ
アスター
アスター
彼が不適に笑いながら言った。
スピカ
スピカ
アスター
アスター
アスター
スピカ
スピカ
アスター
アスター
スピカ
アスター
スピカ
アスター
アスター
スピカ
スピカ
アスター
アスター
スピカ
アスター
アスター
アスター
スピカ
スピカ
アスター
アスター
アスター
アスター
スピカ
アスター
アスター
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
アスター
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
アスター
アスター
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
アスター
スピカ
スピカ
アスター
アスター
スピカ
スピカ
ポーン
次,終点
不思議の町です
スピカ
アスター
スピカ
アスター
スピカ
プシュ-
ピーッピーッ
スピカ
ガチャン ゴガン ゴトッ
アスター
アスター
スコースコー
ボゴンッ
スピカ
アスター
アスター
スピカ
アスター
ロトン
ロトン
アスター
ロトン
アスター
ロトン
アスター
アスター
ロトン
ロトン
ガチャン ゴガン プシュー
アスター
スピカ
スピカ
スピカ
スピカ
アスター
アスター
ロトン
ロトン
アスター
ロトン
ロトン
アスター
スピカ
ロトン
アスター
ロトン
アスター
スピカ
アスター
ロトン
ロトン
アスター
スピカ
ロトン
スピカ
スピカ
ロトン
アスター
アスター
スピカ
ロトン
ロトン
スピカ
アスター
カチャカチャ
プシュー
ゴットン
グググッ
スピカ
ゴトッ
グググッ
カッチャ
カランカランッ
アスター
ロトン
ロトン
ロトン
スピカ
スピカ
アスター
ロトン
ロトン
アスター
スピカ
ロトン
アスター
スピカ
スピカ
スピカ
ロトン
スピカ
アスター
アスター
ロトン
スピカ
スピカ
2人
ロトン
ロトン
アスター
アスター
スピカ
アスター
スピカ
ロトン
アスター
ロトン
スピカ
ロトン
列車から降りると
ロトンの可愛い短い腕を振る姿が見えた
スピカ
アスター
『回送』
に変わった列車は空に向かって走り出した。
スピカ
スピカ
スピカ
アスター
スピカ
アスター
スピカ
スピカ
アスターは私の方へ
綺麗なターンをしながら言った。
アスター
アスター
思わず息を飲んだ。
アスターの金色の髪。
そして
アスターの赤色の瞳は
月夜に照らされると
尚、美しかった。
スピカに一度別れを告げて
『これからは他の奴が案内してくれると思う』
と言った俺はスピカに背を向け 走り出した。
『今は6月13日の夜』
スピカはそう言っていた。
俺の記憶が確かなら、
スピカの言っていたことが本当なら、
あの場所に…
あの場所に…
居るはずだ。
夢が叶うんだ。
そしたら俺はあのゲームに 参加しなくても良くなる。
そうすれば---
アスター
アスター
アスター
アスター
アスター
アスター
清々しい程美しい夜空とは裏腹に
俺の心はどんよりと曇っていた。
アスター