〇〇
今回主人公の〇〇ですぞい
〇〇
高校2年生の設定&真一郎生きてる世界線です
〇〇
それではどーぞん
〇〇
…つまんない人生だったな。
〇〇
次は楽しい人生ですように。
真一郎
なぁ線路の真ん中で何してんの?
〇〇
…誰
真一郎
線路から出てきたら教える
〇〇
じゃあ教えなくていい。ほっといて。
ジャリ…
〇〇
なんであんたも線路の中にいんの
真一郎
君が線路の中に居るから?
〇〇
危ないから出なよ
真一郎
俺のセリフでもあるけどな笑
〇〇
…ばかじゃないの
真一郎
話なら聞いてやるからとりあえず出ようぜ。な?
〇〇
…分かった、
真一郎
コーヒー飲める?
〇〇
うん…
真一郎
はいどーぞ
ピトッ
〇〇
…あったか
真一郎
ホットコーヒーだからな
〇〇
…なんで私なんかに声掛けたの
真一郎
危なかったから?
〇〇
ばかじゃん。
真一郎
馬鹿馬鹿言い過ぎだろ…
〇〇
名前…
真一郎
ん?
〇〇
名前、なんて言うの
真一郎
俺は佐野真一郎。君は?
〇〇
〇〇。
真一郎
そっか。雰囲気的に高校生だよね。
真一郎
もしかして学校で虐められてんの?
〇〇
言わない。
真一郎
言わなきゃ禿げんぞ
〇〇
なにそれ
真一郎
まぁ言ったらスッキリすっからさ!
真一郎
言ってみろよ、な?
〇〇
…いじめ、られてる。
真一郎
…そっか…辛かったな。
〇〇
…信頼してた仲間がいるんだ。
真一郎
うん。
〇〇
私んとこ中高一貫校でさ。
〇〇
棟が違うだけで中学生の子達とも話せるの。
〇〇
その中学生の子の中で休み時間もお昼もずっと一緒にいた奴らが居てさ
〇〇
そいつら結構人気で、話す度女子から色々言われてたの笑
真一郎
…うん。
〇〇
ある日ね、そいつらと同じ学年の女の子とその子の姉がさ
〇〇
調子乗んなって言いに来て、水かけられたの。
真一郎
……
〇〇
水は全然大丈夫だった。だけどその女の子がある日
〇〇
〇〇ちゃんに虐められてるのってあいつらに嘘言ったんだよね笑笑
真一郎
それ…もしかしてそいつら、
〇〇
そうだよ。まんまとその嘘に乗って一緒になって虐めてきた。
真一郎
……ッッ。
〇〇
きっとあいつらじゃなかったら何も思わなかった。
〇〇
古いなとか暇なんだなで終われた。
〇〇
だけど…
〇〇
ずっと一緒にいた奴らに虐められたら流石に答えちゃってさ…笑
〇〇
あぁ私らの友情ってこんなもんなんだって
〇〇
クズじゃんって…
真一郎
〇〇…
〇〇
裏切らないって言ったのに…
〇〇
あいつら嘘つきじゃんか…(ポロッ
真一郎
…〇〇、
ギュッ
〇〇
……へ?
真一郎
辛かったな。よく我慢したな。
〇〇
な、なんでそんな……(ポロッ
真一郎
もう我慢しなくていいよ。俺しか居ないから思いっきり泣きな。
〇〇
う、うぁ、(ポロポロ
〇〇
私、なん、にもしてないのにッッ泣
〇〇
なんでぽっと出の女信じんだよぉ泣
〇〇
なん、でぇッ泣泣
〇〇
う、うぁぁぁぁ泣泣
真一郎
よしよし…気が済むまで泣け。
〇〇
ばかぁ泣あいつらのばかぁ!!泣
〇〇
信じ、んなよぉ泣泣
〇〇
グスッグスッ
真一郎
気済んだか?
〇〇
う、ん…ありがとう(ズビッ
真一郎
〇〇。帰る家は?
〇〇
…ない、
真一郎
親はいないの?
〇〇
親知らないんだ。
〇〇
私が赤子のときに捨てたんだって
真一郎
そっか。じゃあ今日は俺の家に泊まりな。
〇〇
え、いいの?
真一郎
流石に目腫れた女子高生置いて帰るほど馬鹿じゃないからな。
〇〇
ありがとう…泣
真一郎
また泣くのかよ笑笑
〇〇
だって…グスッ
真一郎
はいはい笑帰んぞ〜!
〇〇
うん…!
〇〇
(真一郎の目、透き通った目してるな)
〇〇
(…あいつも前はあんな目だったな。)