主
注意⚠️ ドロドロ(してません…タブン) 📢×🍍 束縛系
地雷さん、苦手な人はバックホーム
最近、何かがおかしい。
illma
Natu
illma
Natu
Natu
何年か前から付き合ってる いるま。
たまに俺に贈り物をしてくれたり、ちゃんと行為だってしてくれる。
illma
Natu
優しくしてくれるところも、独占欲が強いところも全部大好きだった。
illma
キュッ__(服の裾を握る
Natu
illma
Natu
Natu
illma
Natu
illma
Natu
いきなり、今までと比べ物にならないくらい いるまがメンヘラみたいになった。
それに昼はいるまも外に出掛けてて俺の場所を知ってるはずがなかった。
illma
Natu
いつもと同じ距離で話してるはずなのに、いるまが俺を包み込むような話し方をするのがすごく気味が悪かった。
Lan
いつもの様に1時間の仮眠をとった後、今日はなつと会う約束をしていたことに気付いて気怠い体を叩き起した。
Lan
いつもはこんなヘマをしないのだが前日の仕事量が半端なく休憩時間もなかった。
Lan
ガランッ__(鈴
Lan
Natu
Lan
Natu
Lan
Natu
Lan
Natu
Lan
Lan
Lan
Natu
Lan
Natu
(目を背ける
Lan
Lan
ガサッ___
Natu
Lan
机の下から伸ばされたなっちゃんの手の中から丸められた紙を渡された。
『たすけて、だけどなにも言わないで』
Lan
Natu
Lan
Natu
Lan
Lan
Natu
Natu
Lan
今更だけどなっちゃんの顔、めっちゃ隈もあるし首元のチョカーの様なものをよく触ってる。
それ程なにか不安が強いのかもしれない。
Natu
Lan
Natu
どうしよう。勢いで言っちゃった。
たすけて なんて無理だ…笑
___ギュッ(手
Natu
Lan
Natu
Lan
Natu
喜んでもらえる…
Natu
Lan
Natu
らんに さっきの伝わってなかったのかな
いつもどおりみたい
試着室
Lan
トントンッ__(首
Natu
Lan
Lan
ガチャッ__(チョーカーを取る
Natu
Lan
Natu
Lan
Natu
Lan
Lan
Natu
Lan
Natu
ダメ、いるまに聞こえちゃう。 見えちゃう。
さっきの首飾りにカメラも盗聴器も入ってる。
Natu
だめ、ここで泣いたらダメ。
怒られちゃう。殴れちゃう。
捨てられちゃう。要らなくなっちゃう。
Natu
ドサッ(崩れ落ちる
Lan
Natu
うまくはなせない
じょうずにいきできてる…?
ごめんな。
Natu
Natu
起きた途端胃から込み上げてくる吐き気を抑えるために手を口元に当てる。
自分の顔の横に垂れる髪が鬱陶しくて、だけど触れることが出来なくて涙が込み上げてくる。
Natu
Natu
だれか、早く答えを教えて。
間違えたくない。
Lan
Natu
Lan
Natu
横に首を振ってなつは小さく瞼を開けてくれる。
だけど、その瞼の中の瞳は酷く怯えてて残酷だった。
Lan
今、ここでこんな事を伝える俺は酷だろうか。
Natu
Lan
Natu
さっきまで下がっていた肩はいるまの話をした途端、上に上がって明らかに怯えていた。
Lan
Natu
自分の腕を撫でながら大きく目を開けるなつの姿は見てもいられなかった。
気づけば俺はなつを腕の中にして抱きついていた。
Natu
Lan
Lan
Natu
Lan
Natu
知らないうちに骨の後がくっきり見えるほどに痩せ細っていたなつの身体は、口から放つ言葉とは矛盾して大きく震えていた。
そんな なつは今までに聞いたことがないほど大きな声でいるまから距離を置くことを拒否してくる。
Natu
Lan
Natu
Natu
Lan
なつのことは俺も大好きだ。恋愛的な意味でも友達としても。
だけどなつはこんな状況でもいるまのことが好きだって言ってる。
なら、俺の怒りの矛先は全ているまに向く。あいつもなつのことが好きだって。そう相談してくれてたあの頃が懐かしい。
学校
illma
Lan
ペラッ(ページをめくる
illma
Lan
学生の頃、みんな帰った放課後の教室で俺の前の席に座っているまが一方的に話しかけてくる。
それが日常だった。
だけど、この日ガタが外れたようなことを言い出すこいつの顔を見たら頬が真っ赤になってて本気なんだなって伝わってきた。
illma
Lan
illma
Lan
この時動揺してしまってちゃんといるまの顔を見ることが出来なかった。
楔 なつ 俺もこの人がこの頃から好きだったから。
Lan
臆病な俺は、いつだってみんなから1歩後ろに下がる。
俺の好きを隠し始めたのはこの頃からで、俺は恋よりも友をとった。
illma
illma
Lan
illma
Lan
illma
illma
Lan
いるまが俺に好きな人が出来たと伝えてから3週間後。こいつは自分なりにアピールしてるみたいだけど全然楔さんには伝わってないみたい。
ていうか、こいつが楔さんの前で照れて話しかけられないのが原因。
だけど、そんな自分の非を認めなかったこいつがようやく認めた。
illma
Lan
Lan
illma
illma
Lan
Lan
俺らが仲悪いのは今に始まったことじゃなかった。
幼稚園の頃から一緒だった俺らは一日に1回は必ず喧嘩をするほどの犬猿の仲だ。
最近は俺がどうにか怒りを抑えてやってるがもうそろそろ限界だ。
Lan
illma
Lan
Lan
貰っちまうからな?
illma
Lan
Lan
illma
Lan
最初から俺がこいつから楔さんを奪うつもりは無い。
だけど、こうでもしないとこいつは(いるまは)真面目に動かねぇ。
だから、俺の最初で最後のあがきでこいつのきっかけを作るんだ。
そこから俺は、楔さん……いや、なつとよく話すようになった。
Lan
Natu
Lan
Natu
Lan
もちろん、偶然なんてことじゃない。学級委員の権限だ。
こんなのずるいってそんなことは分かってる。だけど、なつ(好きだった人)と一緒にいられる時間は思ってたよりも楽しかった。
いるまは全然なつにアピールしてる感じはない。もう、諦めたのかなとか思ってた。
だけど、それはいるまのほうが一枚上手だったからで本当は俺なんかよりもなつと仲良くなってた。
そんな事実を知ったのはなつが体育で転んで保健室に運んでやった時だった。
Natu
Lan
Lan
Natu
Lan
今回は少し熱があってふらついてたみたいだった。そんな時に壁にアタックしたみたいで所々赤くなって跡がついてた。
Lan
Natu
ピタッ__
なつは保冷剤を赤くなったところに当ててやると少しぴくっとなってから少し楽しそうな顔をしてた。
Natu
Lan
Natu
こんな会話も楽しい。
楽しい……はずなのに、俺らの会話は”友達”として。
恋人として、好き同士としては会話をすることが出来ない。それが少し悔しかった。
Lan
Natu
Lan
Natu
Natu
Lan
Natu
こう言われて瞬間俺は瞬時に察知した。きっといるまとの勝負に負けたんだろうなって。
Natu
Lan
最初からこの勝負の勝ちはいるまに譲る予定だったから今更もういい。
だけど、俺はいるまになつと話す時間を一切与えてなかったはず。
何をどうしたんだ…?
Lan
Natu
Lan
Natu
きっと俺は何かを考える時、顔に出やすいんだろうな。そんなことを自分でも薄々感じてたからなつにそう言われるのも納得ができた。
Lan
ワシャワシャ(頭を撫でる
Natu
こんないい彼女がいる いるまのことが妬ましくなって俺は最後になつの頭をくしゃくしゃにしてやる勢いで頭を触ってやった。
そうしても、なつは嫌がる様子はない。本当に誰にでも優しいんだなって改めて思わされた。
Lan
Lan
これからの俺の残酷な結末を悟ってそんな様子をイメージしてみたら少し心も軽くなった。
もう、争わなくていいこととようやくこいつらが結ばれたことへの安心は凄かった。
Lan
Natu
Lan
Lan
Natu
笑顔が可愛くて、誰よりも周りを見れてて優しい人。
そんな人をいるまに取られたのは少し癪だったけど、少し良かっなとか思えた。
けど、今は絶対に違う。
Natu
Lan
あんなに笑顔だった人が、今では震えてて涙の跡が出来るくらい泣いてる。
Natu
Lan
怒りで少し強めに力を込めてしまう度になつはビクビクさせながら謝ってくる。きっと癖になっしまってるんだ。
Lan
俺の頭の中で駆け巡る思考がまとまらない。いっぺんあいつ(いるま)を殴ってスッキリさせたい。
そんなことを考えてる合間に1階から呼び鈴の音が聞こえて来た。
Natu
Lan
きっと、怒り狂ったいるまが玄関まで来てるはず。
俺は恐らく怒りでいるまに手を出す。それが予測できたから俺の彼女(こさめ)には理由も説明して近くの部屋に待機してもらってる。
ガチャッ___
Kosame
Lan
心配そうにこっちを見つめてくるこさめ。きっとこんな状況でこさめも混乱してるはずなのになつには愛おしい目でみてくれる。
Kosame
Lan
Natu
俺の服の裾を握りながら静かに泣いてたなつはさっきの会話を聞いてまた大きな涙を流し始めた。
Lan
Kosame
Natu
ギュッ___
俺から体をゆっくり動かして離れていくと、立ったままのこさめの腰に腕を回してなつは抱きついた。
Kosame
Natu
Kosame
Lan
こさめに事情を話してなつと合わせたのは数時間前なのに今では元々友達だったのかと思うくらいに話がよく進む。
主
主
え?ほんとにこれで終わりなのかって?
そりゃぁ、私が満足したので☆
ここからは皆さんの妄想力でどうにか完結させてください((
じゃ、バイバイ