片想い

注意 仏くんの片想いです ガチ恋さん地雷さんはお勧めいたしません

僕には好きな人がいる。

さらさらで綺麗な青い髪と青い瞳。

なんでも出来るんじゃないこいつ！？って思っていたけれど 実際怠惰だったり家事が出来なかったり運動もあまり好きじゃなかったり。

とてもかっこいい。そんな君が大好きだ。、

天邪鬼な僕は彼に気持ちを伝えることはとてもじゃないができないだろう。

僕に向けられた笑顔。 それが愛しくて。何より嬉しくて。

ピーンポーン

玄関の方は走っていってしまった、 まぁ後ででも、渡せるし！

…そこまでするか？ 彼らは恋人ではないし。

ズキズっと心が痛む。 まるで強く締め付けられているように。

手を差し出す君。まるでなんか、、 王子様みたいだなぁ。なんて

クッキーを受け取ってまるで子供のようにキラキラした目で クッキーを眺めている君が可愛いなぁ、なんて。

そっといふくんの顔を覗き込むアニキ。

僕には見せてくれないその表情。僕が抱きついても近くに行っても顔を覗いてもかっこいいと褒めても。そんな顔はしてくれない。僕の大嫌いな顔。

リビングから出て行く2人をじっと見つめていた。

頑張って笑わなくちゃ。、平然を装う。

僕は優しい彼らが大好きだなぁと改めて思う。

ガチャッ

嬉しいけど滅茶苦茶恥ずかしい。

分かりやすいんだよ。まろにきは。 両思いなんだろうなぁ。、。

もしかして、。と頭にとある言葉が思い浮かぶ。

嗚呼、

あーあ、、僕が一番恐れていた言葉。

この恋も。いふくんへの気持ちも。全部全部終わりにしなくちゃなのに、、 この気持ちは、、、どこにやればいいんだろう、？

あにき、幸せそうだ。知っていた。、 知っていたはずなのに、、

止まってよ。なんで涙なんか、、。

わしゃわしゃと僕の頭を撫でる君。 なんで、なんで馬鹿にしてくれないの？どうして、、。

いつもみたいに泣き虫！！とか言ってよ、、、

僕の大好きあにきといふくんがとても遠く感じた。 正直憎いし苦しいし辛いけど。いふくんは兄貴が好きなのは事実だから。仕方ないよ。

優しく僕にしか聞こえないくらいの声で初兎ちゃんが言う。