仮面の殺し屋

両親は私が15歳、亜夜が5歳の時に交通事故で亡くなった

親戚はいなく、亜夜を見るのは私だけ

お金を稼いで、亜夜を楽にしたい またあの悲しみを見たくない

10年前 鈴瀬家の姉妹部屋

ダイヤの古い記憶だった 女の子の部屋に2人の少女がいた

ダイヤが20歳、亜夜が10歳の時 だった

亜夜は悲しい顔をした まだ、10歳でも甘えたい時期

約束だよ

現在

海の近い倉庫の前

ダイヤは覚悟を決め、衣装をきた

心配と覚悟を決めたダイヤは 侵入を開始した

倉庫の中

少し暗い中 周りはダンボールが沢山置いてあった

コツコツ…

ダンボールをよく見ると 紙が貼ってあった

そこには、女性ぽい名前と体の部分が書いてあった

ダイヤの顔は青ざめた 亜夜達の心配や恐怖を感じた

その時…

ブン！

ダイヤの背後から何か振った音が 聞こえた

シュッ…

この行動が慣れていたダイヤは 素早く避け、距離をとった

コツコツ

黒髪で前髪を上げた 髭が濃く、気味が悪いニヤニヤ 右手には、銀属バットを握っていた

急な大声にびっくりした ヨダレを垂らし、腕をかじった

ダイヤの言葉は耳に入らず 話を続けた

カチャ

素早く拳銃を出し 誘拐犯に向けた

そう、仮面の組織のルールのひとつ 依頼されていない者、関係ない者は 殺してはならぬ

タッ!!

銀属バットを構え、ダイヤの方へ 走って行った

拳銃の引き金を引こうとした

その時

カキーン

銀属バットと何か当たった音が倉庫の中が響きわかる