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あぁ…←語彙力
アレン
アレン
アレン
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
アレン
アレン
バッ!
(アレンがシゼに飛びつく)
シゼ
アレン
アレン
アレン
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
アレン
アレン
シゼ
アレン
アレン
アレン
アレン
アレン
シゼ
シゼ
シゼ
アレン
アレン
アレン
ぎゅっ、 (アレンがシゼに抱きつく)
アレン
シゼ
シゼ
アーク
シゼ
アーク
アーク
アーク
アーク
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
アーク
アーク
アーク
アーク
アーク
アーク
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
バタン…
アーク
アーク
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
マーキス
シゼ
ビクッ!
(後ろから声をかけられて 慌てて振り向く。)
マーキス
シゼ
シゼ
シゼ
マーキス
マーキス
マーキス
シゼ
シゼ
シゼ
マーキス
マーキス
マーキス
「お兄様は…どうして そんなに私のことを…。」
「それは、 また今度教えてあげるよ。」
シゼ
シゼ
マーキス
マーキス
シゼ
マーキス
マーキス
シゼ
シゼ
シゼ
シゼ
マーキス
マーキス
マーキス
マーキス
シゼ
シゼ
シゼ
マーキス
マーキス
マーキス
マーキス
マーキス
マーキス
その時の僕はある1人の女性に 感銘を受けたんだ。
カラスの羽のような真っ黒な髪が 風に揺れ
サファイアのような美しい青い瞳を 輝かせ
水に浮かぶ花弁のような 美しい容姿を持った 1人の女性にー…
その女性の名前は
【カタリナ•バイロン】
2歳のシゼを育てる
商人夫人だった。
カタリナ、いや カタリナさんは
貴族だとしても取得が難しいほどの 優秀な学歴を持っていて
特に経済については王室から 助言を求められたくらいだった。
そんな彼女は 【ノーディン家】の経済力を 大きく向上させ
夫を懸命に支え、 次々と改革を実施した。
けれど、
そんな彼女をよく思わない人がいた。
それが僕の 母さんだった。
母さんはずっとずっと 父さんのお金を狙っていてね
シゼのお母様が邪魔で邪魔で 仕方なかったんだと思う。
だから、父さんを口説きながら 自分の同僚に
隙あらば 「アイツは詐欺師だ。」とか、
「資金を奪った。」とか 嘘を周りに言いふらしていた。
それで
その陰口がバレたら そっと父さんに守ってもらうんだ。
それを何回も母さんは繰り返した。
僕は、それがとても嫌だった。
僕は
母さんみたいに彼女を恨む気には ならなかった。
なぜなら、母さんと違って 僕の好きなものを 否定しなかったから。
母さんは自分の思い通りに ならないと
決まって僕に八つ当たりするんだ。
リアーナとは違って 悪口を素直に信じない僕をね。
ある日の馬車の中で
カタリナさんは 僕を含む従業員の子供に おもちゃや本をくれたんだ。
僕がもらったのは ずっと前から欲しかった 【星空の本】だった。
…僕みたいな
悪口と嘘を吐いてばかりの部下の 子供にもこんなことをしたんだ。
彼女は……とても優しい人だった。
喜ぶ僕にカタリナさんは 優しく言ってくれたよ。
カタリナ
カタリナ
って
僕はその時
この人がお母さんだったら よかったのにって思った。
お金欲しさに男に愛想を振りまいて 子供の夢を否定する母親より
誰かの心を支えられるこの女性に ついていきたいと思った。
けれど
数日も経たないうちに
カタリナさんは、突然 襲いかかった病によって
ボロボロになってしまった…。
9話 おわり