じゃぱぱside
覚えている
配信中どぬへのアンチコメが溢れかえっていたことを。
やっぱりちゃんと話さないといけない
もし何かあってからじゃ手遅れだ
俺の勘違いだったとしてもこれは必ず話しておかないと
俺はリーダー。
みんなをまとめるだけじゃない
みんなを守らないと。
明日の決行をするため自室に戻り話しかけるまでの流れを考えようとしていた
すると、涙を浮かべたどぬにすれ違い際に「ありがとう」って囁やかれたのを覚えている
じゃぱぱ
俺の中の最悪な答えにたどり着いた
自殺…?
あのどぬが?
いや、あの姿をみたらその可能性も余裕にある
翌晩 じゃぱぱside
じゃぱぱ
じゃぱぱ
俺は震えた手を抑えてどぬの部屋の前までたどり着いた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
コンコンッ
少し待っても返答が来ない
じゃぱぱ
少しがっかりし、ドアを開けると
血液に染ったどぬがいた
じゃぱぱ
心臓が止まったような気がした
カッターを握ったままこちらを見あげるどぬに思わず涙が溢れてしまった
じゃぱぱ
どぬく
俺は膝から崩れ落ちそのままどぬを優しく抱きしめた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
掠れた声で振り絞った
どぬく
俺はただひたすらどぬを抱きしめた
どうすればいいのか分からなかった
どぬのことを守れなかった
俺の啜り泣く声だけが響いた
本当は俺が慰めないといけないのに
どぬは暖かく安心していられた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
どぬく
俺だけが泣いて情けない
どぬく
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
その言葉が合図かのようにどぬの瞳に涙が浮かんだ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
所々声が裏返ってしまう
こんなときまでダサい。
どぬも溜めていたものが爆発したのか
涙を零し始めた
どぬく
どぬく
どぬく
どぬく
じゃぱぱ
どぬく
どぬく
どぬく
どぬは震えた声で俺に尋ねてきた
じゃぱぱ
俺はどぬに生きて欲しい。
でもこの状況下耐えていくなんて
どぬにとっては最大の生き地獄なのだろうか
返答に困っていると
ガチャッ
ドアの開いたような音がした
ゆっくりと振り返ると
そこには真っ青な表情をしたたっつんがいた
たっつん
数秒間重苦しい空気が流れる
どぬく
たっつん
たっつん
たっつん
たっつんは何かを察したかのように早々と部屋を出ていった
また無言の空気が流れた
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
じゃぱぱ
コメント
4件
どぬー!(泣)
誰もコメントしてくれないの?꒰ᐢ ᵒ̴̶̷̤ ᵒ̴̶̷̤ ᐢ꒱