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ぬしぬし
⚠️誤字注意⚠️ ⚠️キャラ崩壊⚠️ ⚠️バッドエンド⚠️ ⚠️駄目作⚠️ ⚠️一人称・二人称・三人称の違いあり⚠️ なんでも許せる方のみお読みください🙇♀️ パクリ❌ 参考⭕️
ぬしぬし
ぬしぬし
夜の公園は、静かすぎた。
風も、音も、何もない。
街灯の明かりがぼんやりと地面を照らし、ベンチの影が長く伸びている。
そこに、俺はただひとり座っていた。
吐いた息が白く消えるたび、自分がまだ生きていることを確かめているような気がした。
でも、その感覚さえ、もうどうでもよく思えてくる。
右ポケットの中には、いつものナイフ。
金属の感触が、指先に冷たく貼りつく。
それだけが、現実を繋ぎ止める唯一の“重さ”だった。
すち
小さく名前を呟く。
冬の夜気が、その声をすぐに飲み込んでいく。
頭の中では、ずっと同じ光景が繰り返されていた。
みこちゃんの笑顔。
あの穏やかな声。
ギターの音。
そして、任務で流れた血。
“守る”って、なんだったんだろう。
俺は何度もそう考えた。
守るために人を殺す。
その矛盾を正当化しようとするたびに、胸の奥が冷たくなっていく。
みこちゃんの笑顔を見ると、余計に苦しい。
彼の笑顔の裏に、いつか彼自身の血が飛び散る光景が浮かぶ。
そんな未来を、どうしても振り払えない。
──────だったら。
もう、いっそ。
ポケットの中の指が、ナイフの柄を握った。
冷たい金属が、皮膚の奥にまで染みてくる。
月の光がわずかに刃を照らして、鈍く光った。
すち
誰に向けたわけでもない呟き。
声が震える。
その震えが、風に溶けて消えた。
もう誰も傷つけなくて済む。
もう、みこちゃんにも、自分にも嘘をつかなくて済む。
その“楽”を選んでしまいたい衝動が、心の奥から這い上がってくる。
でも───
同時に、みこちゃんの声が俺の耳の奥に響いた。
''帰ってくる時は、ちゃんと連絡してね''
''俺、心配しちゃうんやから!''
以前、ほんの何気ない会話の中で言われた言葉。
なのに、その言葉が今、胸を締めつける。
…心配される?
俺なんかが?
笑いそうになった。
でも、笑えなかった。
自分を殺そうとする手が、震える。
刃を見つめる視線がぼやける。
どれだけ自分を責めても、罪は消えない。
けれど、あの子が泣く顔は見たくない。
───そう思った瞬間、手の力が抜けた。
ナイフが、地面に落ちる。
金属がコンクリートを叩く乾いた音が、夜の静けさを裂いた。
すち
その音をきっかけに、俺は呼吸をした。
小さく、震えるように。
冷たい空気を吸い込んで、ゆっくりと吐く。
すち
自分の声が、誰よりも冷たかった。
立ち上がっても、足は思うように動かない。
自然と手だけは、ナイフを求めた。
帰る場所があることが、今は怖かった。
でも、帰らなければ。
みこちゃんが待っている。
きっと怒って、泣いて、それでも笑ってくれる。
その姿を、最後に一度だけでも見たかった。
街灯が減っていく。
校舎の影が見えた頃には、手足の感覚がほとんどなくなっていた。
寮の建物が、やけに大きく見える。
静まり返った廊下を抜け、自分の部屋の前で立ち止まる。
右手が、まだ震えている。
ポケットに手を入れると、冷たいナイフの刃が指先で解けた。
───このまま、手放せないなんて。
俺は、どこまで腐れきっているんだろう。
ドアノブを握る。
ゆっくりと回して、音を立てないように扉を開けた。
───次の瞬間。
みこと
飛び込んできた声と体温。
勢いよく胸元にぶつかってくる感触に、息が止まる。
首に腕が絡まる。
細い体が俺の胸に押しつけられ、震えていた。
肩口に顔を埋め、泣きながら言葉をこぼす。
みこと
俺は、声を出せなかった。
動くこともできなかった。
自分の心臓の音が、彼の体に伝わってしまいそうで怖かった。
みこちゃんの腕が、俺の首に強く絡まる。
泣き声がすちの肩に滲んで、息が熱い。
みこと
ただ、生きて帰ってきたという実感が、じわじわと痛いほどに広がる。
みこちゃんの声は震えていた。
すち
俺は小さく目を伏せたまま、「ごめん」としか言えない。
みこと
みこと
肩口に押しつけられた声は、もうほとんど泣き叫ぶようで。
俺はその度に、心のどこかを針で突かれるみたいに痛く感じた。
すち
それでも、謝罪の言葉しか出ない。
胸の奥に残った冷たさが、まだ完全に溶けない。
みこと
みこと
顔を上げると、みこちゃんの目が赤く染まっていた。
その涙の奥には怒りと安心と、どうしようもない愛しさが混じっていた。
その全部が、痛かった。
みこと
すち
みこと
その一言に、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。
殺し屋としての自分と、人としてのみことの間にある壁が急に重くのしかかる。
すち
みこと
みこちゃんは涙のまま、俺の胸を拳で軽く叩いた。
痛くもない。でも、心には響く。
みこと
その先の言葉を、みこちゃんは飲み込んだ。
代わりに、顔を俺の肩に埋めたまま肩を震わせる。
沈黙の中で、俺は目を閉じた。
右手が、自然とナイフを強く握る。
こんな状況でも、任務を最優先に考えてしまう自分が居た。
そんな自分が、どうしても嫌で。
すち
自然と言葉が喉を通った。
問いというより、独り言に近かった。
みこちゃんは小さく、でもはっきりと頷いた。
みこと
その声が、夜の部屋に柔らかく溶けた。
湯気の残る空気の中、冬の冷気がゆっくりと消えていく。
俺はまだ、隣に居たいと思った。
ぬしぬし
ぬしぬし
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ぬしぬし
コメント
6件
すちくん...良かった😭安心ヽ(;▽;)ノ 任務どうなるのかな💦続き楽しみッ🫶🏻︎💕︎︎❣️
このまますちみこはずっと一緒に居て欲しいと思ってる自分がいる… もうすぐすち君は任務実行…しちゃうのかな…、 やぁばい…もう大号泣だ…
あわわわ 複雑だけど、抱きついてるみこちゃんが尊いと喜んでしまった自分がいる。胸が痛いわぁ