何を言っているのか分からない。
ので、何を言っているのか分からないという顔をしてみる。
玲王は暫く俺の瞳を見つめたあと、
玲王
だよな…
と肩を竦めて鼻を啜った。
なになに、どういう状況?
助けを求めようと再び凪に目を向けると、パッチリと開いた凪の黒目と目が合った。
潔
(起きてんじゃん…!助けろよ…!!)
必死にアイコンタクトを送ってみるも、彼はフルフルと首を横に振って
凪
「ガンバレ」
と口パクしただけだった。
口にお湯が入らないように。
潔
(マジで器用だな、アイツ…)
……じゃなくて!!
潔
なあ玲王?
潔
お前の言ってる意味が、その、俺にはよく分かんないんだけど…
潔
えっとさ、俺は凪とも玲王とも仲良くしたくて…
玲王
浮気かよ?!許さねぇぞおい!
潔
いきなり元気じゃん落ち着いて?!
プルプルと怒りで震える玲王に、ガッシリと両手で両肩をホールドされる。
潔
(情緒不安定かよコイツ…?!)
かと思えばいきなりぽろぽろと涙を流しだした玲王に、
潔
えぇ……(困惑)
と思わず声を漏らすと、ピシャン、と凪から俺目掛けてお湯が飛んできた。
いやどうしろと。
とりあえずこぼれ落ちるその涙を拭ってやると、玲王が赤い顔してこちらを見つめてくる。
玲王
…なぁ、いさぎ
潔
な、なんだよ?
玲王
好き
潔
は
潔
……えっと…?
潔
す……?
潔
…隙……??
分かった、分かったから、凪はお湯をこっちに飛ばすのやめろ。