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まるひ•*¨*•
34
あれからすぐ、るなは病院に運ばれた
もう、俺達もるなが死んだことは分かりきっていた
救急隊員がその場で死亡を確認し、えとさんは泣き崩れ、のあさんはずっと下を向いていた
その間、俺はただるなを見つめていた
普通に眠っているだけのように見えて、本当はまだ死んでいないんじゃないかって
何度も考えた
るなの死因は、出血死
腹部を刺されてから数分後に亡くなったそう
俺はそれを聞いて、衝撃を受けた
るなが腹部を刺されていたことに、気づかなかったから
俺が始めにるなに駆け寄ったとき、るなは普通を装っていた
刺された腹部を俺に気づかれぬよう隠し、自分自身も隠して
俺が戻った瞬間に、意識が途絶えたのだろう
やっぱり、あのときもっとるなを心配していたら
るなの違和感を、追求できたら…
るなは、こんなことには…ならかったんだろう、、
そうして、自分を責めた
自分の一番大切な人を、自分の手で殺してしまった
そんな風に思ってしまった
na
na
et
えとさんはまだ鼻声だし、表情もとても暗かった
のあさんは変わらないよう見えるけど、きっと心には大きな傷を負っているはず
2人共自分のことで精一杯なのに、俺の心配までしてくれて
るなの大切な人は、本当に良い人達ばかりだと思い知らされた
sv
sv
俺はひとまず、のあさんの家に引き取られた
2人はどこか上の空だったが、俺に優しく接してくれた
のあさんの作る料理がどこかるなの作る料理に似ていて、思わず泣いてしまったこともある
2人は凄い慌てていて、理由を聞くとえとさんは俺と一緒に泣いてくれた
のあさんは泣かなかったけど、俺に同情するような優しい目を向けてくれた
そんな2人が暖かくて、しばらくはよく泣く日々が続いた
2人のことは好きだ
るながいなくなってから、俺を家族のように迎え入れてくれた
でも…るなには敵わなかった
俺の人生の中心には、いつだってるながいて
るながいなくなって、ぽっかり空いてしまった穴は…誰にも埋められなくて
sv
俺は思わず、そう口にしてしまった
sv
sv
るなに会うということは、俺が死ぬということ
るなに会うためなら死んでいいけど、俺が死んだらあの2人はどう思うだろう
sv
sv
ふと、そう思った
2人はずっと一緒に暮らしてたし、2人でいるのには慣れているはず
むしろ、俺がいきなり家に来て…邪魔だったんじゃないか、、
sv
sv
そうだ
俺はるなに会いたい
俺が死んで困る人もいないし、いいじゃん
別に、死んでも
sv
sv
俺の足取りは、妙に軽かった
sv
近くのマンションに無断で入り、屋上へ上がる
普通、屋上って鍵かかってるはずなんだけどな…
神様も、俺の死を望んでいるのかな
そんな不幸な考えを頭に、俺はフェンスに手をかけた
sv
sv
sv
sv
sv
そう言って、一歩踏み出したとき
突然、後ろから服を掴まれた
sv
俺はバランスを崩し、足を踏み外した
sv
足が、空中をふらふらと彷徨っている
下半身が空に放り出された状態でも、俺はまだ屋上にいた
後ろから、誰かがずっと…俺を掴んで、離さないから
sv
強く後ろに引かれ、直後に人の温もりを感じた
sv
この温もりを、俺は知っている
最後にこの温もりに触れたときは…
…もう、冷たかったんだっけ
sv
また、この温もりを感じられた…
もう一生、冷たいままだと思っていたのに…
sv
sv
rn
rn
普段と変わらない、無邪気な笑顔
その笑顔が俺を安心させてくれた
気づけば、空には月が見えていた
光り輝く満月が、俺達を照らす中
俺はただ、喜びに浸りながら泣いていた
コメント
8件

るなさんは生きていたとして、死んじゃったるなさんは一体..... 今回も最高でした😭👏✨ 続き楽しみです!!✨
死んじゃったるなさんは影武者…ってこと???
どーやって生き返ったんだ… でも良かったよおおおおお😭