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#お友達探し
けいか🎼
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꒰ঌ甘咲ぬな໒꒱🍭
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放課後の喧騒が少しずつ遠のいていく、文化祭前日の夕暮れ時
看板も装飾も完成し、明日の本番を待つばかりとなった生徒会室は、あたたかな橙色の西日に包まれていた
東雲いるま
東雲いるま
荷物をまとめて生徒会室を出ようとした、その時だった
桜井らん
振り返ると、窓際に立つらんが、いつものヘラヘラした笑顔を消して静かにこちらを見つめていた
東雲いるま
東雲いるま
冷たく突き放すような口調になってしまうのは、俺の悪い癖だ
……本当は、分かっている
最近のらんは、昔みたいに……いや、それ以上にベタベタと距離を詰めてきて、笑いかけてくれる
だけどそれが怖かった
……優等生で、誰からも信頼されてる生徒会長のらん
そんな奴の近くに、素行がどうこう言われる俺みたいなのがベッタリ張り付いていたら、周囲に変な目で見られる
らんの評判まで巻き込んで、お前といると価値が下がるって、陰口を叩かれる……
それが嫌で、俺は自分から一歩引いて、距離を置いていたはずなのに──
扉に向かおうとするいるまの背中に、俺はたまらず声をかけた
冷たく線を引こうとするその背中を見るたびに、胸の奥がチリチリと痛む
桜井らん
東雲いるま
東雲いるま
桜井らん
桜井らん
いるまの肩が、ビクッとわずかに揺れた
……知っている。いるまは、俺の「評判」を気にして、わざと冷たく当たって、自分から離れていったんだ
俺と一緒にいるせいで、俺の評価が下がってしまうのを恐れて
東雲いるま
東雲いるま
東雲いるま
桜井らん
俺は足音を立てずにいるまの近くへ歩寄った
いつもなら距離を取るいるまが、わずかにたじろいで足を止める
桜井らん
桜井らん
桜井らん
東雲いるま
桜井らん
桜井らん
ポロリと本音が零れ落ちる
明るい仮面を剥がした俺の瞳には、紛れもなく、いるまに対する焦りと切ない独占欲が映っていた
桜井らん
桜井らん
桜井らん
らんの言葉が、胸の奥深くに突き刺さる
――『こうでもしないと、お前は俺の名前すら呼んでくれない』
…図星だった
これ以上周りに迷惑をかけないようにって言い訳して、らんの差し伸べる手をずっと振り払い続けていた
なのに、らんはその壁を、痛いくらいの熱量で何度も何度も叩き続けてくれていたんだ
東雲いるま
桜井らん
桜井らん
桜井らん
西日に照らされたらんの顔は、泣き出しそうなくらい切なくて、愛おしかった
簡単に「はいそうですか」と元通りになれるわけじゃない
俺たちの間にできた溝も、周りの目への恐怖も、すぐに消えるわけじゃない
だけど……
東雲いるま
震える右手で、俺は自分の前髪を乱暴に掻き上げ、それから…
ほんの少しだけ、らんのジャケットの裾を指先で掴んだ
桜井らん
東雲いるま
東雲いるま
だけど、これ以上、らんを一人で泣かせたくなかった
俺は顔を真っ赤にしながら、絞り出すように小さな声で続けた
東雲いるま
東雲いるま
東雲いるま
裾をぎゅっと掴む、いるまの震える指先
すぐに元通りにはならなくても、その小さな一歩が、今の俺にとってはどんな高級な宝物よりも眩しかった
桜井らん
俺は堰を切ったように溢れ出しそうな笑みをこらえながら、いるまの手の上からそっと自分の手を重ね合わせた
一筋縄ではいかない、だからこそ愛おしい、俺たちの歪で確かな距離感
桜井らん
桜井らん
東雲いるま
東雲いるま
桜井らん
東雲いるま
東雲いるま
桜井らん
桜井らん
夕闇が静かに窓の外を染めていく中、俺たちはまだ少し不器用なままで、
それでも確かに、昨日よりも一歩だけ縮まった距離を噛み締めていたのだった──
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
あやね🎼
コメント
1件
みぅです🥀読了しました。 文化祭前夜の夕暮れ、橙色の光と静かな緊張感…もう最初から空気にやられました。 らんの「こうでもしないと名前すら呼んでくれない」って本音、本当に刺さりました。明るい仮面の下の切なさと独占欲。いるまが裾を掴むあの小さな一歩が、すごく尊かった。お互いを思い合ってるのにすれ違うもどかしさ、でも確かに縮まった距離…あやねさんの描く“歪で確かな距離感”が本当に好きです。明日の文化祭、フォークダンス…どうなるんだろう。ドキドキします🌙