土曜日
私はあの人(🦁)と 待ち合わせをしている。
待ち合わせ場所について 5分、まだあの人は来ない。
ベンチに座って 人混みの方を見ていた。
すると遠くから 私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
その声は人混みの中から 聞こえてきた。
🦁
🐰ー!
彼はニコニコしながら 私の方に向かってきた。
🦁
ごめん!
🦁
待った?
🐰
ううん。
本当は待ったんだけど、
🦁
ッ/////
🐰
なに、
🦁
いや、可愛い/////
🐰
、
🐰
早く行くよ、
🦁
よしっ、行こ
デパート
私達はデパート に入った。
🦁
行きたい所ある?
🐰
服、買いたい
🦁
服か、分かった
そう言って私達は服を買いに お店に向かった。
🦁
これは?
🦁
めちゃくちゃ似合いそう
🐰
私、フリフリ系は...
🐰
🦁
今履いてる服も似合ってるけどさ、
フリフリ系もめちゃくちゃ似合いそう
なんだよ。
フリフリ系もめちゃくちゃ似合いそう
なんだよ。
🦁
だからこれ、着てみて!
🐰
、
🐰
分かった。
🐰
🦁
か、可愛い
🐰
もう着替える
🦁
え。
🦁
これ俺が金払うから
お願い🙏🏻
お願い🙏🏻
🦁
着て?
🐰
足を出すことが嫌いなの、
🦁
お願いします!
🐰
そ、それに、買ってもらうなんて、
🐰
かうなら自分で買うので大丈夫です。
🦁
俺が払う。
🦁
今日こうやってデートしてもらってんだから
🐰
、分かった
🦁
よしっ、ならこれ買おー
その後、 🦁は🐰の服を合計6着 買った。
🐰
ほんとに良かったの?
🦁
おう!
🦁
俺がしたくてしてんだから
🐰
そう、
店を出ると先程よりも人混みが凄かった。
押し流されるほどの 人混みで私は頑張って 歩いていた。
🦁は私の事気にかけてくれるけど、 私はそんな心配されたくない ということもあって、 大丈夫、とだけ言っていた。
🐰
あっ、
すると突然、 私の背中に男の人が ぶつかってきた。
さすがにこれには 反応出来ず、 床に倒れてしまった。
どんどん人が流れてく。
どんどん、
🦁が見えなくなってく。
🦁
🐰?
🦁
🐰!!
あれ、🦁の声が聞こえる。 でも、私の意識は遠くなってく。
私は人混みの中 1人倒れ、所々踏み潰された。
怖い。 あの時を思い出す。
私の頬には一滴の 涙がこぼれ落ちていた。
まぶたが重くなり、 いつしか私は目を閉じていた。