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転生したら名前もないモブでした。

第35話 - モブ35.いい人

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2025年04月01日

#ブルーロック

#ドラマ

#青春恋愛

#ファンタジー

#ゆ ~ × yunoの小説コンテスト！

あぼかど

凛月

……ｯ、

体が痛い

意識が朦朧とする

寒い

凛月

(……、これ)

凛月

(死ぬやつかな)

凛月

(あーあ、やっと)

凛月

自由になれたのに……

凛月

(……でも、死んだら)

凛月

(海に会える……)

凛月

(……それも案外)

凛月

悪くないのかも……((ﾎﾞｿ

……っえ、

り、凛月、さん……？

私が最後に見た景色は

陽葵

……だ、大丈夫ですか、？！

陽葵さんの心配した顔だった

陽葵

……り、凛月さん？！

陽葵

(どうしよう)

陽葵

(とりあえず救急車！！)

救急隊

事故があったのは何時頃ですか？

陽葵

……えっと

陽葵

〜〜

救急隊

……

救急隊

分かりました、ありがとうございます

陽葵

……は、はい

陽葵ちゃん！！

陽葵

……！

クラスメイトの人が慌てて走ってきた

1度話したことがある人だけど、少し驚いた

陽葵

……あ、

陽葵

(ノート、ノート……)

陽葵

｢どうしてここに？｣

凛月さんのメイドさんが

ここら辺探してたんだけど

その時に大きい音して

……もしかしてって、思ってたんだけど

陽葵

……

悪い予感、当たっちゃった

……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎ

陽葵

｢そうなんです｣

陽葵

｢咳、大丈夫ですか？｣

昔から体弱くてね

大丈夫だよ

クラスメイトの人は笑いながら言った

陽葵

｢よかったです｣

とりあえず、病院行こう！

陽葵

……っはい、！！

走ろうと思った瞬間

陽葵

(……あれ、？)

陽葵

(足が動かない)

多分、驚きや色々な感情がごちゃごちゃになり

体が動かなくなったのだと思う。

陽葵

(……どうしよう)

陽葵

……また

陽葵(中学生時代)

……

生徒

大空さん

生徒

大空さんは何もしなくていいよ

生徒

喋んないし、何も出来ないし

生徒

正直邪魔なんだよね

陽葵(中学生時代)

……っあ、

陽葵(中学生時代)

ごめんなさっ、……

陽葵

(また、迷惑かけちゃう……！！)

陽葵

ご、ごめんなさい……

陽葵

さ、先

陽葵

いっててくださ……

大丈夫だよ

陽葵ちゃん

陽葵

……、！

陽葵

(……この人は)

暖かい人だな

陽葵

(目の前で人が事故にあってるのに)

陽葵

(自分はパニックにならないで、冷静にいて)

陽葵

(その上、私を落ち着かせようとしてくれている)

……

落ち着いてきた？

陽葵

……

陽葵は静かに頷いた

よかった……

なら、行こうか

凛月さんは絶対生きてるよ

陽葵

……っ、はい

その言葉は

私を励ましてくれてるように聞こえたけど

自分に言い聞かせているようにも私は聞こえた

私たちは走って病院に着いた

凛月さんは蓮水財閥のお嬢様

そんな有名な人が事故と聞きつけた記者が外で事情を聞こうと駆けつけていた

陽葵

「凛月さんのお父さんとかいるんでしょうか」

……いないよ

絶対、ね

そう答えたクラスメイトの人はどこか悲しい顔をしていた

医師

……あの

！

陽葵

……！

医師

蓮水凛月様のご友人ですか？

……まぁ、近いところですかね

医師

話さなければならない事がございます

医師

別室でお話しても？

……それは大丈夫なんですけど

凛月さんは無事なんですか？

医師

……命に別状はありません

医師

意識も時期に戻ると思ういます

……っ

……よかった、

陽葵

……！

陽葵

「そうですね」

……よかった、

陽葵

……「そうですね」

(凛月さんが無事なのは本当に良かった)

(……だけど)

話さなければ行けないことがあります

別室でお話しても？

(この言葉、なんだろう)

(……とりあえず、聞くしかないか)

……その、話さないといけないことって

医師

……蓮水様は

医師

事故に遭った際、腹部を強くぶつけてしまい

医師

損傷が酷い状態です

……！

胸がザワついた

"お腹に酷い損傷"

医師

なので……

医師

腹に手術の後が残ってしまいました

一生、残るような

……それ、

凛月さんには伝えるんですか……？

医師

そこで、相談です

医師

この事を蓮水様にお伝えするか

医師

しないか

医師

蓮水様のご両親は病院には来ないと仰っていて

医師

そこで、ご友人の貴女方に決めて欲しいのです

医師

厳しい判断だとは思います

医師

申し訳ありません

医師は深く頭を下げた

……謝らないでください

……

(コスプレイヤーにとって)

お腹の傷は、致命的だと思った。

気にしない人の方が多数だとは思う

だが、この先凛月さんが有名になったとしたら

必ず、それを指摘する人は出てくる

(……でも)

(その傷のせいでコスプレイヤーの夢を諦める)

(それは)

凛月さんにとっては、死と同じなんじゃないか

(それだったら……)

……分かりました

私が、凛月さんに伝えます

モブ、今日も生きています

お久しぶりです

無知すぎて医師との会話変だとは思うんですが

許して欲しいです🥹

この作品はいかがでしたか？

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初コメ失礼します！ここまで全て読ませてもらいましたがめちゃくちゃ最高でした！続きがすごく楽しみです！

お久しぶりです！！ほんとにこの物語大好きです❤︎

続きすっごい楽しみに待ってます😊

あぼかど

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