主
主
主
主
主
主
主
主
主
If君
規則正しい電子音が耳に入り俺は窓の外を眺めた。
If君
ある人が病院に駆け込む姿が見えて俺は嬉しくなった。
If君
暫くして病室のドアが開かれた。
悠佑君
俺の彼女、俺の最愛の人。 俺がぶっ倒れたって聞いて駆けつけてきてくれたらしい。
If君
悠佑君
If君
悠佑君
If君
彼の手には青色のキキョウが握られている。
悠佑君
彼はそう言うとにっと笑った。 そんな姿も愛おしい。
If君
彼が持ってきた青色のキキョウが綺麗で見とれていると、彼が突然口を開き頬を赤く染め喋り始めた。
悠佑君
If君
青色のキキョウ…か……。
悠佑君
If君
俺は思いもよらない言葉に俺は戸惑った。
悠佑君
彼は頬を真っ赤に染めながら俺を見つめる。 そんな彼を今にでも襲いたいと思った。
If君
悠佑君
真っ赤に染めた頬で俺を見つめる彼。
If君
悠佑君
彼は恥ずかしいのか俺から視線を逸らした。
If君
俺は意味深に悪戯っ子の様にニヤニヤと彼を見つめていた。
悠佑君
If君
悠佑君
If君
こんな毎日が俺は楽しくて楽しくて仕方なかった。
If君
あんな事が起きるまでは。
悠佑君
If君
悠佑君
If君
悠佑君
If君
もう遅いし寝よう…。 兄貴は大丈夫だろうか。 兄貴なら大丈夫やな……。
If君
今日はやけに兄貴が遅い…。 何かあったんか…?
いふまま
If君
いふまま
俺の母さんが病室に入ってきた。
If君
俺の母さんの後ろには頭に包帯を巻いた……。 俺の彼女、悠佑だった。
If君
いふまま
If君
俺は驚きすぎて思わず変な声を出してしまった。
いふまま
If君
俺は戸惑いを隠せずにいた。 兄貴を見た。 兄貴はこの病室を落ち着かない様子でキョロキョロしていた。
If君
俺は兄貴に向かって大声で名前を叫んでいた。
悠佑君
兄貴の肩がビクッと揺れた。
If君
俺はベットを下り兄貴の手を掴んだ。
If君
悠佑君
兄貴は変わらず信じられないような目でこちらを見ている。 俺は続けた。
If君
俺の目からは涙が溢れていた。
悠佑君
If君
兄貴は前と変わらない笑顔で俺に微笑みかけた。 俺は兄貴に抱きついていた。
悠佑君
If君
兄貴は何も言わずに俺を抱きしめてくれた。 俺はそんな兄貴に安心したのか暫く泣いていた。
俺は兄貴の記憶が失っても兄貴と話したし俺のことを覚えてもらおうとした。
If君
悠佑君
俺は兄貴に俺の事と俺の名前を教えまくった。
悠佑君
If君
悠佑君
If君
この頃から俺は体に異変を感じ始めていた。 何かとは分からないが…。 なんか……痛いんだよな…。 まぁ大丈夫やな…。
悠佑君
俺が俯いていたからだろうか。 兄貴が声をかけてきた。
If君
悠佑君
俺は笑顔で取り繕った。
If君
悠佑君
If君
悠佑君
If君
いふまま
If君
俺はとんでもない苦しさに襲われていた。 暫くして医者が病室内にかけこんで来た。 俺の意識はそこでとだえた。
If君
お医者
ナース
いふまま
お医者
いふまま
ナース
悠佑君
悠佑君
悠佑君
いふくんは忘れちゃダメな人っ…! だめ…忘れちゃっ…だめ…!
悠佑君
俺は疲れ果て寝てしまった。
俺が朝起きると……ノートには「いふ」と大量に書かれていた。
悠佑君
主
主
主
主
主
主
主
コメント
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ヤバイ泣いてもうたわ