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電車でうたた寝しちゃったみたいだ。
肩をポンと叩かれて目が覚めた。
見上げると知らないおじさんが立っていた。
おじさん
と、そのおじさんは言った
琴
慌てて立ち上がり、ホームへ駆け下りる。
ドアが閉まってから気づいた。
降りる駅ではなかったのだ。
あのおじさんに、騙された。
走っている電車の中では、おじさんが妙にすがすしげに笑っている。
タチの悪いおじさんだ。
仕方がない。すぐに次の電車が来るだろう。
……寝違えてしまったのだろうか。肩が重い。