椿
ヤホみんな
主さん
やぁ
椿
昨日出してくれてありがとう
主さん
…!どういたしまして!
椿
てことでどうぞ
主さん
どうぞ!
透
(皆さん朝食は食べてくださったでしょうか?)
透
(やっぱり一言くらい会話を交わすべきだったでしょうか…)
透
(でも、また学校で会えますしね…)
どん
本田(娘)
ねぇ片付け終わった?
透
すいません!すぐ終わらせます!
本田(娘)
もぉ折角大きな家に移ったのに
本田(娘)
なんで部屋を一緒に使わなきゃいけないわけ?
透
すみません
お祖父さん
今日子さん
お祖父さん
下であんたを呼んでるよ
本田(娘)
透だよじいちゃん
透
あの、どうかしましたか?
本田(母)
こういうのは話した方がいいって思って
本田(母)
透ちゃんあなた今まで男の人家に居たらしいわね
本田(母)
興信所で調べてもらったの
本田(娘)
嘘!同棲!?やるぅ!
本田(娘)
ぜってぇ私の方が進んでると思ったのに…
透
こ、興信所なんて…
透
わざわざどうしてですか?
本田(母)
うちの長男ね
本田(母)
警察官になるのが夢なの
本田(母)
だから身内に前科が付く者がいると困るのよねぇ
本田(母)
興信所なんてオーバーかなって思ったんだけど…
本田(母)
今日子さん昔は相当荒れてたみたいだし
本田(母)
ほら蛙の子は蛙って言うし…
本田(母)
不安でねぇ
本田(母)
この家にいるかぎりは軽率な行動は取らないように気をつけてね
本田(息子)
透ちゃんさ、その家の人達にいかがわしいこととかされなかったぁ?
パン!
本田(母)
お、おじいちゃん?
お祖父さん
お前らは人を愚弄することしか知らんのか
お祖父さん
今日子さん済まないね
透
へ?あぁいえ…
お祖父さん
悪く思わないでおくれ
お祖父さん
根が嫌な奴なだけなんじゃ
本田(母)
ちょっとおじぃちゃん!
本田(息子)
フォローになってねぇ!
お祖父さん
ん?なに?ワシなんか言ったか?
お祖父さん
それでもワシにとっては大事な家族この家は大切な居場所だ
お祖父さん
ちょっとくらい嫌なこと言われても我慢出来る
お祖父さん
でもあんたは我慢してここに居続ける必要なんて無いんだよ
透
そんな…
お祖父さん
あぁ違うよ
お祖父さん
追い出そうとしてるんじゃないよ
お祖父さん
ただ今日子さんには我慢はいらないと思うんだよ
透
…!
お祖父さん
今日子さんは両手を広げられる場所で暮らした方が生き生きするって
お祖父さん
勝也も言っていたからねぇ
透
お父さん…
お祖父さん
だから、この家は今日子さんにはちと不憫だ
お祖父さん
もし他に行きたいとこがあるのなら行ってもいいんだよ
透
そんな…私が不憫なんて…
透
バチが当たります
透
お母さんにいっぱい愛してもらって
透
素敵なお友達が2人もいてくれて
透
草摩くん達に優しくしてもらって
透
こうしてまた屋根のある家に居させてもらって
透
感謝しなくてはいけないことばかりなのです
透
恵まれて…いるのです
透
なのに…それなのに
透
帰りたいっ…なんて
透
草摩くん達の家から出たことをこんなに寂しいなんて思うこと
透
草摩くんや夾くんのこともっと知りたかった
透
一緒にご飯食べたり色々お話したかった
透
もっともっと…本当は出ていきたくなかった
透
いたかった
透
草摩くんと夾くんと紫呉さんのいる家に
透
いたかったです
由希
そうだね
由希
帰っておいでよ
椿
…ふぁ
椿
ちょっと寝てた
椿
慊人も寝てる
椿
…透さん、どうか貴方と会って本当のことを…伝えたい
椿
あなたのお母さんとお父さんについてを…
椿
それはもう叶わないのかな
椿
夾、由希
椿
透さんをよろしくね
椿
おわりだよ
主さん
終わり方こわい!
椿
別にいいでしょ
主さん
そうだけど…
椿
この話で透さんに会えるかどうかは作者次第
主さん
うぅ、どうしよっ
椿
それまでゆっくりね
主さん
そだね
主さん
明日は夾くん視点からスタートです
椿
あと、1000❤ありがとうございます
主さん
めっちゃ嬉しかったです!
椿
これからも何卒よろしくね
主さん
それでは
椿
ばいばい
主さん
ばいばーい