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忍者で検索して読み始めました。すごく面白いです。
時は戦国
世情の不安定化によって 室町幕府の権力が低下したことに伴って 守護大名に代わって全国各地に 戦国大名が台頭した
身分秩序を侵し権力を奪取する者達
そんな彼らを影で守る者が現れた
後に人々は彼らをこう呼んだ——
暑い
暑い
今日は一段と暑い
太陽の光が私の肉を 焼き付けるように照らす
セミの音が段々と遠のく
私は汗ばんだ額を拭った
視界がぼやけ、足が覚束無い
頭がガンガンする
鼓
?
?
?
後ろから声が聞こえる
なんて言ってるか分からない
?
突然視界が揺らいだ
鼓
暑さと目眩で体のバランスが崩れる
そのまま地べたに倒れ込んで行った
倒れる——!!
?
?
あれ
痛く……ない
?
目を開けるとそこに
美しい顔の少年が
鼓
鼓
?
鼓
足に力が入らない
私は再び少年に抱きかかえられた
?
?
?
?
鼓
?
?
鼓
鼓
鼓
?
?
彼は細身でありながらも力強く
透き通る様な白い肌だった
大きい目に、流れる様な長いまつ毛
男も惚れるような美少年
何もかもが整っていた
けれど
彼からは血の匂いがした
?
鼓
?
鼓
鼓
?
鼓
鼓
?
?
鼓
?
?
鼓
鼓
鼓
彼は煙のごとく消えた
まるで普通の「ひと」じゃないみたいに
私は狐にでも化かされたような
現か夢か
その境界線を漂っていた
?
?
?
?
ザッザッ
来たか……
?
?
?
?
?
?
?
?
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?
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?
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?
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組頭
組頭
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組頭
組頭
?
組頭
組頭
組頭
組頭
組頭
組頭
組頭
組頭
組頭
組頭
?
?
組頭
組頭
組頭
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