琥珀(コハク)
サリバン
年甲斐もなく玄関近くで蹲り 大量の涙を零すサリバン様へ問いかける
情けなく酷い姿に慣れた手付きで 彼の涙を拭うオペラ
彼がこうなった原因は 生徒会に入ってしまったイルマ様にある
サリバン
サリバン
オペラ
このやり取りを見るのも ついに66回を超えてしまった
朝昼晩…一日中イルマ様に会いたいと 駄々を捏ね続けている
サリバン
オペラ
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
より泣いてしまったサリバン様
堪らずため息を付く
サリバン
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サリバン
琥珀(コハク)
オペラ
私達のやり取りを聞きながら 手際良く涙を拭いていたオペラが口を開く
彼の方を見ればいつもの様に無表情で 私を真っ直ぐ射抜いている
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
オペラ
気を遣うような彼に頭が上がらない
私はそそくさとキッチンへと向かった
キッチンに着き 飲み物の準備へと取り掛かった
こぽこぽと聞き慣れた音と共に コップの中が埋まっていく
それに比例するかのように 何かが充たしてくれている気もした
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
驚いて勢いのまま後ろを振り向けば
無表情でありながら、周りには 花が咲いているように見えるオペラが居た
いやそんなつもりしかなかっただろ
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
バッと食器に意識を戻す
彼の言っている通り、水は溢れ 私の手を伝っては水溜まりを作っていた
オペラ
琥珀(コハク)
はあ。とため息を付いて 近くにある布巾で水を拭う
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
あわよくば…なんてものを期待したが そんな事はなく
重々しい空気で オペラは言葉を紡ぐ
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
オペラ
琥珀(コハク)
オペラ
オペラ
オペラ
オペラ
それを最後に彼はこの場を後にした
ポカーンと目を見開く私を置いて
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
・
・
・
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
side : オペラ
先程の自分を殴りたい衝動にかられている
いくら琥珀本人が醜いと 自分の事を表していたからと言って
あんなにムキになってしまうのは SDとして不甲斐ない
いや、それだけじゃないか
オペラ
オペラ
オペラ
その瞬間、脳に現れるのは
オペラ
オペラ
頬を少しばかり緩めながら 廊下を進んで行った
その瞬間、脳に現れたのは
耳をほんのり赤めた琥珀
あの一瞬だけは 彼女の特別になれた気がした
主
主
主
主
主
コメント
3件
いや、マジでこの物語の更新を楽しみに生きてきた、オペラと琥珀ちゃんええな、、
くっつくのか!? くっついてくれよ!