TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

闇司

一覧ページ

「闇司」のメインビジュアル

闇司

8 - 第8話 2つのセカイ

♥

182

2026年02月12日

シェアするシェアする
報告する

ん…

俺…寝てたのか…

いや…死んだのか…?

ボフッ

ボフッ…?なんだこれは…柔らかい…

というかどこだここは…

…ん

ミク

あ!起きた!

み…く…?

ミク

うん!ミクだよ〜!

KAITO

おはよう、司くん

それにKAITOも…

ということは…ここはセカイか…

(巨大羊のぬいぐるみの上)

ミク

うん!

何故俺はここに…?

KAITO

司くん、目子って子に刺されて動けなくなっちゃったでしょ?

KAITO

だから、僕たちがスマホを開いて司くんを連れてきたんだよ

KAITO

勝手にごめんね

謝る必要は無い…

むしろ助けてくれてありがとな…

ん…?

俺…普通に喋れている…?

ミク

うん!ここは司くんのセカイだから司くんが普通に喋りたいと思えば普通に喋れるし、逃げたいと思ったらいつでも逃げてこれるんだよ!

俺の…好きなように…

KAITO

そうだよ。だから、ここにいる時は安心して欲しいな

(腹を摩る)

それに…治っている…?

KAITO

あぁ、えっと…

KAITO

厳密には治っているわけではないんだよ…

どういうことだ?

KAITO

司くんたちの暮らしているセカイが現実だとしたら、僕たちのセカイは夢みたいなものなんだ…

夢…?

KAITO

そう…だから、夢の中ではどんな大怪我でも一瞬で治せるんだよ

KAITO

けど、司くんが現実に戻ってしまったら刺された傷はそのままの状態なんだ…

ということは…俺はこのセカイから出た瞬間、出血多量で死ぬ確率があるということか…?

KAITO

そう…だよ

ミク

うぅ…ミクは司くんに死んで欲しくないよぉぉぉぉ…😭

ミク…

KAITO

司くん…僕たちから1つ提案があるんだけど聞いてもらえるかい…?

あぁ、なんだ…?

一生…ここで暮らさないかい…?

え…

KAITO

急な話で困らせてごめんね…

KAITO

けど、ここから出ない限り君は生きれるんだよ…

ミク

ミクたちは、これからも司くんと一緒にいたいの…

ミク

元気な司くんを見ていたいの…

ミク

だめ…かな…?

いいのだろうか…

このままここに居ても…

俺は…生きても…

本当に、俺なんかが…生きる価値があるのだろうか…

ミクたちはこう言ってくれているが…

俺は…生きていたところで意味があるのか…?

このセカイで暮らし続けるということは、類をもう守れないではないか…

守る…?

いや、出たところで死ぬから変わりないではないか…

だが…類が…

ここで楽しく…誰にも迷惑をかけない…

俺が…類を守っ…

ここで永遠に…何にも縛られなくて済む…

類が危ない目に…

俺は自由だ…!

…助けなくて…は

ここで生きよう…!

る…

もう…どうでもいい!!!!

暮らす…

ミク

ミク

本当に!?

あぁ、ほんとだ

KAITO

司くん、ありがとう…

これから…世話になるな

ミク

やったぁ!

ミク

司くん!改めてよろしくね!

よろしくな…

いいんだ…これで…いいはずだ…

だが、1つ質問がある

ミク

何ー?

あいつらは…これからも…ここに来るのか?

KAITO

類くん達のことかい?

あぁ

KAITO

うーん、それは…司くん次第かな

どういうことだ?

KAITO

ここは君のセカイだから、君が類くんたちを入れてもいいなら入れるし、入れてはダメなら…

この遊園地(セカイ)は閉鎖するよ

閉鎖…

ミク

うん…ミクたちは司くんのためならそれでもいいよ…

ミク

類くんたちに会えなくなるのは寂しいけど…

KAITO

どうだい…?

る…

KAITO

ん?

閉鎖する…

KAITO

KAITO

ほんとにいいのかい?

KAITO

後悔はしない…?

しない

(あいつらのことはもう忘れろ…!)

(類への思いも…)

(覚悟を決めなくては…!)

ミク

わかったよ…

ミク

じゃあ…閉めるね…

あぁ…

ミク

えいっ…!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

(字面が…揺れている…!)

ピカーン!

っ…(目を瞑る)

バッ…!

…っん…?

(目を開ける)

セカイが…暗くなった…?

ミク

閉鎖したよ…司くん

ここは…本当に俺のセカイなのか…

KAITO

うん、司くんのセカイだよ

静かだな…

人形たちはどこだ…?

ミク

ミク

バイバイしたよ…

…っ

ミク

人形さんたちは…司くんの過去のお友達でしょ…?だから、今の司くんには必要ないよね…

(過去…)

KAITO

大丈夫だよ…君には僕たちが居るから

あぁ、ありがとな…

(そうだ…俺にはミクたちが居る…)

(人形たちが居なくても寂しくなどない…)

(1人ではない…だから大丈夫な…はずだ)

KAITO

司くん、寒くなってきたから中へ行こう

わかった…

(これ以上余計なことは考えるな…)

(俺はこれからはここで生きるんだぞ…永遠に!)

(向こうのセカイのことなど忘れろ…忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ忘れろ!)

(よし…!これで踏ん切りがついた)

(俺は…もう自由だ…)

ファミレス

えむ

美味しいね…寧々ちゃん…

寧々

うん…

えむ

類くんも…ハンバーグ美味しい…?

寧々

類…

あ、あぁ…なんだい?

えむ

えっと…

えむ

なんでもないよ…(ぎこちない笑顔)

すまないね…ボーとしていたよ…

寧々

…司のこと考えてたでしょ

あぁ、そうさ…

えむ

司くんどこ行っちゃったんだろう…

寧々

類…ほんとに学校の中には居なかったんだよね?

あぁ、全部の教室を覗いたよ…

寧々

でも…居なかったんでしょ?なら、どこに…

えむ

そうだよっ…!もう1回学校に探しに行ったらもしかしてっ…

っ…

だから、居ないんだよっ…!!!!(大声)

寧々

っ…

えむ

ひっ…

はぁっ…はぁ…

はっ…

くっ…(食いしばる)

すまない…大声を出してしまって…

寧々

こっちこそ…ごめん

えむ

ごめんねぇ…類くん…💦

いや、謝らないでくれ…

2人は悪くないんだから

寧々

類…

えむ

えむ

類くん!

えむ

ニコニコわんだほいだよ!

え…?

寧々

ちょっ…💦えむ…?

えむ

類くんも…寧々ちゃんも…!

えむ

わんだほいだよ!

どういう意味だい…?

えむ

私…2人がしょんぼりしてたら司くんも悲しむと思うの!

えむ

だから、2人にはニコニコわんだほいでいて欲しいの!

えむくん…

寧々

そう…だね(ニコッ)

寧々

ほら、類…

そうだね、ありがとう…えむくん…(ニコッ)

えむ

うん!

えむ

きっと、司くんも帰ってきてくれるよ!

えむ

だから私たちは司くんを信じよう!

寧々

うん…

そうだね

えむ

じゃあ、ご飯の続きしよ!

寧々

いただきます…(2回目)

いただきます…

(信じる…か)

(僕は…)

(2人みたいに待てないよ…)

(えむくんには悪いけど、僕は動くよ…)

セカイ

KAITO

司くんはこの部屋を使ってね

あぁ、ありがとな

KAITO

じゃあ、僕はMEIKOに用事があるから行くね

KAITO

何かあったら呼んでね

あぁ、わかった

KAITO

じゃあ、また後でね

バタン…

1人に対して広すぎる部屋だ…

まぁ、狭いよりはいいが…

このセカイは天気は変わってもずっと夜のままなんだな…

まぁ、暗いのも悪くはないが…

少し部屋を探索するか…

現実のセカイ

寧々

んじゃ、またねえむ

えむ

うん!またね寧々ちゃん、類くん!

タッタッタッタッ

では、僕たちも行こうか…寧々

寧々

うん

寧々の家の前

寧々

おやすみ、類

あぁ、おやすみ…

寧々

寧々

ちゃんと寝なよ

え?

寧々

司を探す為にずっと校内を走ってたでしょ?

寧々

だから、疲れてると思って

そう…だね、今日は寝るよ

寧々

絶対だからね

うん

寧々

んじゃ、今度こそおやすみ

おやすみ…

類の部屋

はぁ…

既読…つかないね

あれだけ探したというのにどこにも居ないなんて…酷すぎないかい?

…今君はどこにいるんだい?

司くん…

司の部屋の風呂

…ん

(疲れが一気に消えてゆく…)

(やはり風呂は良いな…)

ほんとに綺麗に傷が無くなっているな…

殴られた時の痣や傷も消えている…

セカイは凄いな…

今の…綺麗になった俺なら…類に見せてもいいのではないか…(ボソッ)

っ…!

馬鹿な考えはやめろ…!

俺は…!俺は…所詮ただの石だ…!綺麗な星では無い…!

傷が消えたくらいで喜ぶな…!

それに、KAITOも言っていたではないか…!これはセカイだけの話だと…!

現実では醜い姿のままなんだ…!

醜い…

みにっ…くっ…

っ…うっ…

ガチャ

KAITO

司くんー?

KAITO

着替えを渡すのを忘れていたね…

KAITO

だから持ってき…

ドンガラガッシャーン

KAITO

ん!?

KAITO

司くん!?

(浴槽から落ちて蹲っている)

…っ

KAITO

何があったんだい…!?

KAITO…

KAITO

ほら…捕まって

あぁ、ありがとう…

KAITO

それで、どうしたの?

いや、ただ上がろうとした時に足を滑らしただけで…

大したことは…

KAITO

…はぁ

KAITO

大したことあるよ!

KAITO

打ちどころが悪ければ大怪我していたかもしれないんだよ!?

うっ…

…すまん

KAITO

次は気を付けてね

あぁ、わかった

KAITO

着替えは脱衣場に置いておいたからね

ありがとう…

バタン

はぁ…

何をやっているんだ…俺は

結局、現実のセカイでも、こっちのセカイでも人に迷惑をかけてばっかりだ…

やはり…俺はいない方が…

好きだよ…司くん

っ…

何故だ…!こういう時に限って類の言葉を思い出してしまう…!

忘れると決めただろ!

っ…ひぐっ…

うぅっ…会いたい…

類…

寧々…

えむ…

咲希…

みんなっ…

ガシャン!バリバリバリッ…!

ミク

んん!?

ミク

セカイが…崩れてきてる!?

ミク

なんでなんで!

ミク

ミク…動かしてないよ!?

KAITO

ミクっ…!

ミク

あ!KAITO!

KAITO

これは…

レン

2人ともー!

リン

うわーん😭

ミク

レン!リン!

レン

リンと遊んでたら急にセカイが変になって…!

リン

うぅ…怖いよぉ…

KAITO

大丈夫だよ…僕の近くに来て…!

レン

うん!

リン

うん…

ミク

KAITO…これって…

KAITO

あぁ、司くん…だろうね

レン

司?

KAITO

司くんに何かあったのかもしれない…

KAITO

(さっき見に行ったばっかりだよ…?)

KAITO

(この一瞬で何が…)

ルカ

ふぁぁ…みんなどうしたのかしらぁ…?

リン

ルカ!

レン

なんでこんな時まで寝てるんだよ!

ルカ

あら?壁が壊れてる…?

MEIKO

気づくの遅すぎよ!ルカ!

ミク

MEIKO!

MEIKO

よかったわ…みんな無事で

レン

ひとまず全員集合出来て良かったな!

ルカ

でもぉ…建物がどんどん崩れているわぁ〜

ルカ

このままじゃみんな下敷きになっちゃうわねぇ〜

リン

えぇ!下敷き!?

リン

嫌だよぉ!下敷きなんてなりたくないよぉ!

レン

大丈夫だよリン!俺がついてるから!

MEIKO

ルカ!変なこと言わないで!

KAITO

あはは…とりあえず僕が司くんの部屋に行ってくるからみんなで外に逃げてくれ

ミク

でも、それだとKAITOも危ないよ!

KAITO

僕は大丈夫だよ!任せて欲しいな

レン

絶対戻ってこいよ!

リン

みんなで2人を待ってるね!

KAITO

うん!行ってくるね!

ルカ

またねぇ〜

MEIKO

大丈夫かしら…

司部屋

バンッ

KAITO

司くん!

うっ…ひぐっ…

KAITO

(泣いてる…!)

KAITO

ど、どうしたの!?

うっ…会いたいっ…みんだっ…あいっ…あっ…あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"…ひっ…うっ…

KAITO

お、落ち着いてっ…

類っ…俺っおれぇ…っ…

ごめっん…ごめんっ…なさっ…うっ…

KAITO

(まずい…司くんが泣けば泣くほどセカイの崩壊が進んでる…!)

俺…やっぱり居ない方がっ…生きていない方がっ…みんな幸せにっ…

KAITO

何を言っているんだい!?

KAITO

君は…生きるべきだよ!

だがっ…俺はただの石だぞ…だから死んでもいいはずだっ…

KAITO

君は石ではないよ!未来に輝く星だろう!?

石だ…

KAITO

どうしてっ…夢を諦めてしまうんだい!?

夢なんて…見たところで意味がないからだっ…

KAITO

え…

どうせ俺は星になんぞなれん…

KAITO

でも、昔からの夢だろう!?諦めちゃダメだよ!

なぁ…KAITO…閉鎖を解除出来んか…?

KAITO

え?

現実に戻れば俺は死ぬんだろ?なら…俺は現実に行って…

KAITO

馬鹿なこと言わないで!

KAITO

僕たちは君に生きて欲しいから閉鎖したんだよ!

KAITO

なのに、君から生きることを諦めないでよ!

はぁ…

何を言ってもダメなんだな…

KAITO

っ…

お前が現実のセカイに行くのを止めるというのなら…

KAITO

…え

今、ここで死ぬ…!

KAITO

ちょっ…何をするつもりだい!?

ここは、見たところ8階ぐらいだろうか…

これなら…一瞬で…

(窓ぶちに立つ)

KAITO

ダメだよっ…司くん!

…じゃあな…KAITO

はーい!主だよぉ!

なんか、色々詰め込みすぎて情報が渋滞してるから整理するね?

司が病んだ順路
・目子に虐め続けられたことで自身の生きている意味を見失う
⬇️
・スターになる夢を諦め自分をただの石だと言う。そして、自分と付き合うと類も虐められると考え、類からの告白を断る
⬇️
・目子に刺され意識が朦朧とする中ミクたちに助けられ、現実セカイのことを忘れてセカイで生きることを決意
⬇️
・色々思い出してパニックになる。それに連動してセカイも崩壊しだす

てな感じです

オチ迷い中です!

ちょっと疲れたんで、またね!

この作品はいかがでしたか?

182

コメント

1

ユーザー

まじで苦しくて最高な話ですね

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚