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最初で最後。

20 - 変わらないで。

♥

218

2023年08月31日

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彼もまた、同じことを考えていただろう。

時が止まって見えた。

花びらが、あの時の英語のプリントだと錯覚してしまうかと思った

この前の事のように、学生の頃が思い出せる

あの時は、放課後で、日直だった

階段で、プリントを撒き散らした。

ひらひらと落ちる花びらが、

夕日を受けて、キラキラと光る

花びらの数だけ、思い出があるような気がした

私たちの時間を進める人は、誰もいない

ただ、2人だけの時間が流れた

消太さんが、手を伸ばした

そう、花びらを捕まえていたのだ。

夢主

花びら...、取ってくれたんですか?

相澤消太

...故意じゃない、偶然だ

絶対に嘘だ。

だけど、目の前の彼は私を見るばかり

夢主

な、なにを期待してるんですか?

相澤消太

...いや何も。

相澤消太

ただ、お前からの言葉を待ってる

夢主

なら私は、消太さんからのハグを待ってます!!

そう言うと、静かに近づいてきた

夢主

へっ、、消太さん?///

相澤消太

...

夢主

わ、私の話ばっかり聞いてないで、

夢主

な、何か言ってくださ――

ちゅっと、軽いキスを唇に落とされる

夢主

っ、///!?

消太さんは、だるそうに口を開けた

相澤消太

...やっと黙ったか。

夢主

突然そんなことされたら、ビックリしますよ!!

夢主

そ、それに、してきた理由が分からないし、、

相澤消太

学生のころ、覚えてないか?

夢主

...

夢主

...///

相澤消太

分かってるなら、俺から言わせるな

夢主

ぎゃ、逆に覚えてて、び、びっくりしましたっ!

相澤消太

忘れるわけねぇだろ、

そう言うと、また歩き始めた

相澤消太

置いていくぞ。

夢主

あっ、待ってください!!

置いていかれそうになったので、

素早くその背中を追いかけた

夢主

消太さんっ、!

そう声をかけると、彼は振り向き、手を出してきた。

相澤消太

手、繋いでろ。

夢主

!...はいっ!

手をギュッと握った

少し歩いて、突然に足を止めた。

相澤消太

ん、どうかし―――

ちゅっ、

夢主

...えへへっ、してやったり!

今度は私が、触れるだけのキスをした

相澤消太

...はぁ、、次は調子が乗れないように

相澤消太

一生口を塞いでやるか

にやっと、笑った

夢主

ひぇっ、、手加減してください〜...

相澤消太

覚悟しとけ。

そうやって笑う彼は、

私を離すつもりなどないみたいだ

けれど私も、

彼から逃げ出すつもりなどなかった

その日は、今までの中で忘れられない日になった。

最初で最後。

˚✩∗*゚⋆。˚✩☪︎⋆。˚END

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コメント

8

ユーザー

いい話だなぁ(´•ᴗ•̥`)

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