テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
る.か
23
蒼猫
171
コメント
1件
読み終わりました!「前世って信じますか?」って、初対面でいきなりそれ言われたらそりゃ凛くんもビビるし怒るよなあ…って共感しつつ、真冬の4℃の中を数時間平気で待ってる潔くんの“覚悟”というか変わりようがすごく気になる。無愛想な凛くんがどう変わっていくのか楽しみです。続き読みたい!
⚠凛潔 (モブ潔?要素あり) 解釈違い等がある可能性がありますが、ご了承ください。 誤字、脱字がありましたら、コメントで指摘してくださると幸いです。
〜物語のあらすじ〜 雑貨店でバイトをしている糸師凛(19)は、ある日とある男から「前世って信じますか」と問われる。適当にあしらうが、その後彼のことが無性に気になってしかたがない。その日を境に、彼の少しおかしな話を聞くことになるが⋯
挿絵つきです。 画力は保証できませんが、楽しんでいただけたら嬉しいです✨
喧騒の中だったから、聞き間違えかと思った。
糸師凛
潔世一
彼が再びその言葉を発する。
潔世一
糸師凛
どうやら聞き間違えではなかったらしい。何度もしつこく聞いてくる男に対して凛は内心腹立っていた。
潔世一
何かを言いかけたが、男は観念したように本1冊をレジに出す。
潔世一
面倒事は勘弁してほしい。喉元まで出かけていた言葉を飲み込み、レジ対応することにした
糸師凛
いつも通りに、淡々とレジをこなす。 元々無愛想な凛だが、このバイトで少しはコミュニケーションを学べと兄に口うるさく言われたのが心底腹立たしかったため、自分なりの精一杯の接客をしているつもりだ。
しかしそんなことを言っている兄自身も無愛想だから、人のことが言えないと思う。
潔世一
やっと迷惑客が帰る、と生々としていたところだった。彼の口が開かれる。
潔世一
糸師凛
潔世一
何を言っているんだコイツは。馬鹿か。 すると人の返答を待たず、男はそそくさと店を出た。
糸師凛
意味のわからない男により自分のストレスが増加したことへの怒りや、最近の勉強疲れによって頭が爆発しそうになる。しかし、狂いそうになる思考をおさえ、舌打ちを飲み込む凛なのであった。
バイト終わり。 あの男のことから数時間後、流石にアイツも待ってはいないはずだと確信しかけていた。
糸師凛
潔世一
糸師凛
季節は真冬、平均気温僅か4℃。 男は平然とそこに立っていた。 それも、数時間もの間。
潔世一
思わず凛は立ち尽くしていたところを男は見逃さなかった。すぐさま凛の両手を掴み、自分の話を聞くように流れを持っていこうとする。
糸師凛
糸師凛
糸師凛
さすがの凛もそろそろ我慢の限界だった。外であろうが構わずに男に向かって怒鳴り、手を振り払う。
すると男は一瞬目を見開いた後、手をパッと離す。
潔世一
潔世一
潔世一
一瞬、男の言葉が頭に入ってこなかった。「また明日来ます」だと? 凛は再び腸が煮えくり返るような感覚に陥る。
糸師凛
糸師凛
そう言い放ち凛は立ち去る。 去り際、男がほんの少しだけ微笑んでいるような気がした。