通報 厳禁
死ネタ
nmmn
stxxx
今日はハロウィン
仮装したりお菓子を配ったり
僕の住む家の近くでは 子供の笑い声が沢山聞こえてくる
きっとみんな ハロウィンを楽しんでいるのだろう
僕はというと
黄
黄
そう仏壇の前で口を開き
かつての相棒が欲しがっていた チョコやラムネをお供えした
そう、僕の相棒は亡くなったのだ
今日 10月31日に 。
仏壇に飾る君の姿を見ると なんだか罪悪感が湧いてきて
焦るように言い訳を並べた
黄
黄
黄
こんなことを言ったって 過去を変えることは出来ないのに。
言い訳を並べるたび
僕の少し閉ざしていた記憶は じりじりと蘇ってくる
赤
赤
黄
赤
赤
黄
桃
赤
青
赤
黄
桃
赤
青
僕たちはその日 赤の家に集まって遊んでいた
というのも都会に出かけたりするのは躊躇いがあるし
中でいるのが1番いいよね〜 っていう赤の誘いで
桃
桃
黄
黄
青
赤
桃
黄
桃
赤
青
黄
お酒を飲んだり、お菓子を食べたり
何気ない話をして
呼吸が苦しくなるまで笑いあって
本当に幸せな時間だった
まさかそれが簡単に壊れるなんて 誰も思っていなかった
赤
桃
青
黄
黄
赤
元はと言えばこんな提案 しなければ
まだ君は.. 隣で笑っていてくれたのかも
じゃんけんに負けたのは赤だった
赤
青
桃
黄
赤
あの時僕がついて行けば こんなことにはならなかったのかも
桃
青
黄
あれから2時間たっても 赤が帰ってくることはなかった
流石に心配だったので 電話を掛けてみることにした
なんだか凄く嫌な予感がした 胸がざわめいたんだ
ピリリリッ
ピリッ
黄
電話を掛けても出なかった
それから心配で何回か掛けたが 一向に出る様子はなかった
黄
桃
青
俺たちは酔いが覚めたかのように
今じゃもう肌寒い外に出て 赤を探しに急いだ
それから1時間 誰も赤を見つけられなかった
おまけに連絡も一切ない
警察に電話しようか 迷っていたところ
道の少し先に倒れている人がいた
黄
まさかとは思いつつも 僕はその名前を呼んだ 。
返事は無い
僕は急いで駆け寄った
黄
倒れているのは 綺麗な赤髪メッシュ
そして冷たい頬 服まで赤に染っている
そんな見覚えのある男性だった
黄
体を揺すっても大声で叫んでも
君は返事をしない
今思えば既にあの時から君は..
いや、気づいていたんだ あの時から
信じたくなかっただけ。
赤はもうこの世にはいない
僕の大好きな彼の笑顔は
暖かさは 微笑ましさは
歌声は 仕草は
もう僕の目で見ることはできない
赤を刺した通り魔は逮捕された
誰でもいいから人を殺してみたかった そう言った犯人に
僕は何度も何度もこれまでにない恐ろしい声で怒鳴った
ふざけるな そんなことのために赤を奪って。
絶対に許さない 殺してやる そう思った
だけど包丁を握る度に 桃くんや青ちゃんに止められた
ふたりは僕の暴走を止めてくれた 自分だって辛いだろうに
僕はふたりの為にも そして赤のためにも抑えた 。
その為に今では家に仏壇を置いて 赤に話しかけている
聞いているなんて知らないけれど
赤がそこにいるって思ったら なんでもよくなる
黄
あの日を思い出す行為は苦痛だ
もういっそのこと記憶を消してしまいたいくらいに。
でも赤は逃がしてくれない
僕の頭に無理やりにでも 侵入してくるんだ
黄
黄
恋とかそういうんじゃない
友人として、人間として
あなたが好きでした 。
あの日の通り魔事件
本当は子供を狙っていた犯人から 子供を庇い自分を犠牲にした。
子供は脅されていて告発するのに時間がかかってしまったけれど
貴方に泣きながらとても感謝していた
僕はあなたが人間として好きです
叶うことならまた会いたい
話したい 。触れたい
どうしてもそう思ってしまうのは
きっと貴方からの呪いでしょう。
ピンポーンッ
黄
赤
赤
黄
赤
赤
黄
黄
赤
赤
黄
赤
赤
赤
黄
黄
寝てた..のかな?
じゃあ今のも夢か 。
黄
例え夢だったとしても
君に会えたならいいや
「 笑顔でいなくちゃ 」
きみが僕にかけた呪いは
きっと世界一素敵な呪い
そう不思議と思えるだけで充分だ。
黄
黄
おわり
ℋ𝒶𝓅𝓅𝓎𝕙𝕒𝕝𝕝𝕠𝕨𝕖𝕖𝕟🎃
コメント
11件
涙腺ゆるゆるになりました めちゃくちゃ切ないけどこういう系大好物な私なのでぶくしつですっ(?)
仕事早すぎて尊敬しかない
最高すぎて泣きました…😭♡