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君の声が消える夜

第1話 - 新連載。

2025年08月20日

#綺羅流のお部屋

#うりのあ

#ミステリー

#恋愛

#カラフルピーチ

ＫＩＲＡＲＵ～。○

綺羅流

新連載。

綺羅流

　きみの声が消える夜　

綺羅流

　です　、　

地雷彡👋 うりのあ　多いでは start

真冬の東京、午後6時。校門を出た瞬間、乾いた風が　のあ　の頬を切るように吹き抜けた。携帯を取り出すと、画面には「未読メッセージ 0」。彼からの返信はまだなかった。

のあ

　うり　、　…また部活、遅れてるのかな　、　

彼――黒井　うり　は、演劇部のエースだった。演技の才能は天才的で、先生も先輩も一目置く存在。のあとは2年の夏、同じクラスになってから話すようになり、秋には付き合い始めていた。

けれど、冬が近づくにつれて、彼は少しずつ変わっていった。声が届かなくなっていくような、そんな感覚。

翌朝。学校はざわついていた。

えと

　ねえ　、　知ってる？　

えと

うり　くん　、　昨日から　行方不明なんだって　、　…

その言葉に　、のあ　の心臓が一瞬止まった。そんなはずはない。彼はただ、部活が遅くなっただけだと信じていた。けれど、放課後になっても連絡は来なかった。

のあ

嘘でしょ　…　うり　、　どこにいるの　…　、　？

警察にも届けが出された。けれど、事件性は低いとされ　、　捜査は消極的だった。そんな中、のあ　の元に一通の封筒が届く。中には、うり　が書いたような文字で、ただ一言――

うり

　夜の声に　気をつけて　

それは、 2人だけが共有していた秘密の言葉だった。これはただの失踪じゃない。何か“別のもの”が関わっている。彼女の中で　、確信が生まれていた。

のあ　は彼の部屋を訪ねた。窓際の本棚には、古びたノートが置かれていた。《夢日記》と書かれたそのノートには、うり　が見たという不思議な夢の記録があった。彼は繰り返し　、「声が聞こえる」と書いていた。

のあ

　この　古びた日記　、…　　

のあ

　夢日記　…　、　

12月1日　女の声。夜になると、僕の名前を呼ぶ。窓の外から聞こえる。近づいてはいけないと、直感が言っている。 12月5日声はどんどんはっきりしてきた。のあ　の声に似ている。でも　、　のあ　じゃない。 12月8日夢と現実の境界がわからない。僕の声が消えそうになる。僕は……どこにいる？ 12月9日声がはっきりと聞こえた。もう夢じゃない。のあの声。でも、冷たい。怖い。それでも、どこか懐かしい。 12月10日僕は今夜　、呼ばれた場所へ行く。それで終わるなら、それもいいと思った。

のあ

　…　。　

のあ

うり　は何かに呼ばれていた。

のあ

そして　、私の声を模した「何か」に引き寄せられていた、　のね。

のあ

　私が　、　うりを　見つけ出すからね　…　。

演劇部が以前使っていたという旧校舎。今は使われておらず　、誰も近づかないはずのその場所に　、咲良は足を踏み入れた。廊下にはほこりが舞い、空気が凍るように冷たい。しかし　、舞台の上に立ったとき、のあ　は確かに聞いた。

うり

のあ　……　、

遼の声だった。けれど、それはどこかおかしい。感情のない　、機械のような声。