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りおん
516
311
2,352
30
ぬし
やなと_
だいきり_
にしき_
らお_
たちばな_
ゆた_
おさでい_
あっきぃ_
深夜、大雨が打ち付ける高架下
ガタゴト……と、頭上の線路を電車が通り過ぎていく
やなとは、冷たいアスファルトの上に膝をつき、激しく肩を震わせていた
やなと_
目の前に立つあっきぃの大きな姿を見上げることさえ、今のやなとには怖かった
そこへ、ネットカフェの非常口から全力で走ってきたメンバー達が、激しい足音を立てて次々と合流する
にしき_
ゆた_
もう逃げ道はない、非常口も、ネットカフェの狭い個室も、誰も知らない海の街も、ここにはない
だいきり、おさでい、らお、たちばなが、やなとを取り囲むように一歩ずつ近づいていく
やなと_
やなとは泥だらけの顔を両手て覆い、高架下に響くほどの声で叫んだ
やなと_
SNSの冷たいアンチコメント、グループを引っ張らなきゃいけないプレッシャー、期待に応えられない自分の弱さ
そのすべてが彼の、やなとの細い身体を推し潰そうとしていた
やなと_
やなと_
やなと_
やなと_
雨の音に混ざる、やなとの魂の、本当の叫び
その叫びを全部受け止めるように、にしきが泥水の中にためらいもなく膝をつき、やなとの身体を正面から思い切り抱きしめた
にしき_
やなと_
にしき_
にしきは、やなとの背中に回した手に爪が食い込むほどの力を込め、大粒の涙を流しながら言う
にしき_
にしき_
にしき_
にしきの言葉に重なるように、メンバー全員がやなとの身体を包み込むように重なり合って抱きしめた
だいきり_
ゆた_
おさでい_
たちばな_
らお_
全員の温かい体温が、やなとの冷え切った身体にじわじわとして渡っていく
あっきぃが、そんな7人の姿を優しく見つめながら、やなとの頭をそっと撫でた
あっきぃ_
やなと_
張り詰めていたやなとの心が、今度こそ本当に、完全に解き放たれた
やなとはにしきの胸に顔を埋め、大雨の都会の片隅で、子供のように大声を上げて泣きじゃくった
それは寂しい逃避行の涙ではなく、大切な居場所(すにすて)へと帰ってきた安心の涙だった_
ぬし
次回 書き終わり次第
コメント
6件
இωஇやばいついに完結だゃ💦