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王子様とお姫様…🤭❤️ お互いに思ってるなんて、 もう…最強ですね! 悠真くんの(バレてないよな…?)って 心の声で…ずっきゅんって撃たれました… 出さないけど実は結構照れ屋な男子、 大好きです!!! ふたりの会話も可愛いし、 それよりふたりが可愛い…最高でした… フォロバさせていただきます!
とっても良いお話ですね!! 「オウジサマ」と「オヒメサマ」2人のシンクロ。ラストに漢字に変化する所。細やかなこだわりに感動しました( *´︶`*)
私的には悠真君が可愛いです(´ 3`)!!時々来るラインの「好き」に「落ち着け」と冷静な対応をしながらも実は慣れてないところがドストライクです!!慣れてへんのかよおぉ😳❤! 王子様、と最後に漢字で表記されていたことで察しましたね。この2人は永遠…!幸せになってください❤
きっかけは ほんの些細な言葉だった
美月
悠真
美月
悠真
美月
美月
いじけたように 頬を膨らませる美月
先日整えたのだという サラリとした綺麗な髪を
その華奢な肩に流しながら
俺の彼女は
何かを伝えたいかのように 「最近味気ない」と
そう言った
悠真
美月
美月
美月
美月
悠真
悠真
悠真
美月
美月
美月
悠真
美月
美月
美月
悠真
悠真
美月
悠真
美月
美月
悠真
思わず素っ頓狂な声を出すと
美月は悪戯っぽく ふふ、と笑った
美月
美月
悠真
美月
悠真
美月
悠真
美月
悠真
美月
美月
美月
悠真
美月
悠真
悠真
笑顔で手を振って 俺の部屋から走っていく美月
ヤンチャで可愛い 俺のオヒメサマは
今日も俺の日常を掻き回して
心地よいドキドキを プレゼントしてくれた
まずい
どうしよう またやらかしちゃった
美月
美月
美月
中高一貫校だったから 悠真とは中1の頃から一緒
そして今は高校2年生
付き合えたのは去年
つまり 3年とちょっとの片想いを経て
やっと悠真の隣に立てたのに
美月
美月
悠真
美月
悠真
驚きながら振り返ると
悠真がフッと微笑んで 首にマフラーを巻いてくれた
美月
悠真
そんな
心底わからない という表情をされても
美月
悠真
美月
美月
悠真
美月
わざわざマフラー、 届けに来てくれたことも
巻いてくれたことも、全部
美月
悠真
悠真
悠真
美月
美月
寒い風の中を バイト先に向かって走る
いつもは寒くて凍えそうな その風も
熱くなった頬を冷ますのには
きっと丁度いい
振り返ったら そっと手を振ってくれた悠真
ちょっとずるくてかっこいい 私のオウジサマは
今日も私の感情に魔法をかけて
嬉しすぎるドキドキを プレゼントしてくれた
カレンダーを見やる
既に今日は12月だ
悠真
悠真
悠真
悠真
美月の誕生日は10月だ
月が美しいから 美月と名付けられたと
自慢げに話していた
悠真
悠真
スマホのLIMEの履歴を遡る
一気に去年の11月末まで遡り
その内容につい笑う
今でも美月は変わらず
不意打ちで、間違いだという 『好き』メッセを送ってくるが
全然慣れない
悠真
悠真
LIMEの文面からもわかる 美月の可愛さに
ついにやけてしまいながら
12月21日のやりとりを 見ていた時
悠真
やけに長いその日のやりとり
《初キス》という言葉
そして
記念日にする という提案
悠真
悠真
恥ずかしくて思わず 顔が熱くなる
でも、それと同時に
美月のあの時の可愛さまでもが 蘇ってきて
悠真
悠真
悠真
美月
美月
悠真
美月
美月
悠真
悠真
悠真
美月
悠真
悠真
美月
美月
悠真
美月
悠真
美月
悠真
悠真
『忘れちゃダメな記念日』
美月のバイトが終わって
その少し小さい手を引きながら 目的の場所に向かう
美月
悠真
息を漏らして微笑めば 空気が白く色付く
美月
笑顔を返してくれる美月の頬は
寒さからか少し赤かった
悠真に手を引かれて
それだけでも ドキドキが止まらないのに
悠真
美月
目に飛び込んできたのは
綺麗すぎるイルミネーション
悠真はそれを背に こちらを振り返った
悠真
美月
悠真
ずるい
ずるいずるいずるい
そんな顔されたら もっと
もっと好きになっちゃうでしょ
美月
悠真
美月
美月
悠真
悠真
頭撫でんなばか...
嬉しいけど 今欲しいのはそれじゃない
悠真
美月
自然と手が絡み合って
唇に触れる温もりも 手を包み込む温もりも
全部、ぜんぶ好き
悠真の首筋に抱きついて
イルミネーションを見上げれば
それが少し滲んでいて
美月
美月
美月
知ってか知らずか
悠真は何も言わずに
そっと 抱き締め返してくれた
私の王子様
ずっと一緒に過ごしたいな
美月
悠真
ベンチに座って 肩を寄せる
手は繋いだまま
イルミネーションの輝きが 俺と美月を包む
そうしているうちに
肩にポスン、と 美月の頭が落ちた
悠真
美月は眠そうに 俺に寄りかかっている
悠真
美月
言うが早いか 美月はそっと目を閉じる
ヤバ
心臓の音 ダイレクトに聞こえて
悠真
どうしても 隣の温もりに意識してしまう
悠真
穏やかに寝息を立てる 俺のお姫様
繋いだままの手
くっついてるところから 伝わってくる
美月の心臓の音と体温
自分でもわかるくらい 頬が熱い俺
どうにも 動くに動けない
さて
これからどうしよう