五条
「……僕の術式を食べるなんて、本当に規格外だね」

リムル
「あんたも、俺の攻撃をヌルッと避けるんだから、大概だろ。……

リムル
それで、あんたが五条悟、とか言ったか?」

五条
「へぇ、僕の目が見たいなんて言う人は珍しいね。

五条
ま、悪いスライムじゃないって言うなら、ちょっとだけならいいよ」

その下から現れたのは、澄み切った青空のような瞳――『六眼』。
リムル
「……なるほどな。こっちの世界の『神の目』ってわけか」

ラファエル
『告。個体名:五条悟の六眼は、世界中の情報とエネルギーの流れを常時観測・解析する特殊能力です。

リムル
(ほう。俺の『智慧之王(ラファエル)』と似たような能力だな。

虎杖
「あの、五条先生。この人、本当に何者なんですか?」

五条
「んー、そうだねぇ」

五条
まあ、今日から君たちの**『臨時特別講師』**ってところかな。上のジジイどもには内緒だけどね」

虎杖
「講師!? この人が!?」

五条
「悪い話じゃないだろ? 君の持つ情報も、俺にとっては興味深いからな。……それに」

リムルは、ふと日本の街並みに目を向けた。
少年院のすぐそばには、煌びやかなネオンの光が瞬く繁華街が見える。
リムル
(……懐かしいな。前世の日本の景色と、ほとんど変わらない。

リムル
「――この世界で、俺が何をできるか、少し試してみたい気分だ」

そう呟くリムルの瞳には、すでにこの世界の未来を見据えるような、揺るぎない光が宿っていた。