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「母さん、今日のご飯は俺が作るから休んでて!」
「おじいちゃんとおばあちゃんの肩たたきは俺に任せとけ!」
「先生、このプリント配るの手伝っても大丈夫ですか?」
「あ、これ将来の夢についてのやつだ!!」
「将来、将来かぁ、、」
「俺の将来の夢は___」
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まだ午前一時をきったばっかり
目の前には何かを書いてある途中だろうノート
そして、机に突っ伏している自分。
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やっていたのは宿題ではない。自主学習だ。
苦手な範囲ではなく、予習をしていたのだ。
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こんなことは珍しくもない
勉強のため睡眠時間を削ることはしばしばある方だ。
だけど、意外と俺は眠くならない。
寝落ちはしたけど、眠いから寝たというより何故か寝ていた。そんな状態が数年前から続く。
気付いたらもう、6時になっていた
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きり兄さん。羅衣が本名だけどみんなそう呼ぶからそうしている
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この人は料理が得意。
だけどたまに本人でも分からない物を作ることだってある
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それでも褒めることは大切だ
相手の自己肯定感を上げるため、気まずい雰囲気を無くすため、、、とにかく損はない
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スマイル。学校、年も同じだがスマイルの方が早生まれ
だけど俺が兄という存在になっている
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急に変なことを話し出して心の緊張をほぐすことも大事
特にこの集団の前では気まずさをなくさねばならない
時計を見れば気付くと登校時間が更新されていた
そろそろ行かないとシナリオ通りにならない
俺の中にあるいつも通り、脚本通りに行おう
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まず声を大きく張る
そして首を横に傾けてとびきりの笑顔を見せる
そうすることで学校に対し嫌悪感を抱いていないことを示せる
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教室に入れば先客がいた
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だけどそんなパターンが来たときのシナリオは既にできている
いつも通り、ニコッと口角を上げて目を閉じる
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頭が良い、本当は自覚している
何故なら結果を残しているから
この前のテストだって理科以外三位以内に入れた
全国模試だって数万も超える人が受けた中百位内に入れた
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だけど、だけど
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違う。
優等生じゃない
『優等生』 児童、生徒、学生などで成績がよく、品行方正で他の模範となるようなもののこと。
全人類の模範的存在であるもの
それが、俺
なわけない
俺はただいつも通りを、
「シナリオ通り」にやっているだけ
本当にただそれだけのこと
シナリオ通りにやらないと何もかも狂ってしまう
だから、優等生なんかじゃない
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「酷い、酷いわ、、、」
「どうしてあの人は私を、、、」
「、、、」
「子どもなんか、欲しがるんじゃなかった!!」
「何をやっても思い通りにならない子どもなんか!!」
「、、、」
「ごめん、ごめんね、、、お母さんのせいで嫌な思いさせちゃったね、、」
「こんなに可愛いあなたを失いたくない、、」
「はぁ、疲れる」
「私なんかが疲れるとか言っちゃ駄目なのに、、」
「もっと、もっとしっかりと、完璧にならないと」
「頑張、らないと」
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