俺さ 頑張ったんだ。
お前が俺に言ったこと、叶えるために 必死に頑張った。
なのにお前は 「 ありがとう 」 とも、 「 凄い 」 とも言ってくれない。
ベットの上で目を瞑って ずっと寝てるだけ。
そろそろ起きてよ。
今日は九月一日。
青
コイツが屋上から飛んで 早一年。
ずっと眠ってる。
「 一命は取り留めました 」
医者からそう言われた。
でも、目は覚めないし 呼吸器とったら簡単に死ぬ。
そんな命。
でも俺もコイツの親も まだ待ってる。
医者が言うには 脳や臓器に異常はない。
でも、呼吸器が必要なのは 元々肺が弱いから。
そのくらいは知ってた。
でもその事で虐められてるとは 思って無かった。
気づいたのは 青が飛んだ日の夕方。
青が飛んだのは その日の夜だから まだ生きていた。
先生「 部活ある人は部活行け〜 」 「 それ以外は帰れー 」 「 じゃあな〜 」
モブ
桃
桃
モブ
桃
モブ
桃
モブ
モブ
桃
桃
ザワザワザワ…
桃
桃
モブ
「 っけほ、ッ゛…かほ゛ッッ… 」 「 っ、はぁッ゛…はぅ゛ッッ゛゛… 」
「 だれ、ッ…かぁ゛… 」
桃
桃
青
桃
その時の青には 首元に首を絞めたであろう、 手の痕があった。
その手は 呼吸器官をしっかりと 締めた痕だった。
元々肺が弱い青は その後に上手く息が吸えず 顔は青ざめていた。
モブ
桃
桃
モブ
桃
医者
医者
桃
青
桃
青
青
医者
医者
医者
青
桃
桃
桃
青
桃
青
俺はこの言葉が 本当だと思った。
桃
青
桃
青
桃
俺にこの言葉が ちゃんと聞こえてたら。
青の悩みが ちゃんと分かってたら。
桃
青
フワッ…、
桃
たった一瞬の出来事だったのに 残るのは後悔ばかり。
桃
俺は本当に情けない男だ。
桃
いつかのお前は俺に言ったな。
「 かっこいい 」 ってさ。
桃
モブ
モブ
桃
モブ
桃
桃
青
青
桃
青
青
桃
桃
青
青
青
桃
桃
青
俺は 青の体が弱いから
体育祭の種目を 青の代わりにすることが 多かった。
でもそんな時に 青はずっと 「 凄い 」 「 ありがとう 」 「 カッコいい 」 って、言ってくれる。
俺の体力回復は 青の言葉だった。
青は俺に 言葉を渡してくれてたのに、
俺は青に 何も渡せない。
渡すことが出来ない。
もう一人の俺が 俺に言う。
×?
×?
桃
×?
×?
×?
桃
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
×?
そんな事ないよ。
桃
青
桃
青
桃くん
桃
桃
青…。
この話、 意外と気に入ってます
コメント
3件
え、、すっごい感動した、、😭👏✨ 久しぶりにめっちゃ涙腺崩壊したぁぁぁ、、😭 自分を責めてはいけないな、
私も気に入った(