桃くん、 頑張ってるね。
僕が言った わがままを叶えるために 必死に頑張ってるね。
なのに僕は 「 ありがとう 」 とも、 「 凄い 」 とも言えない。
ベットの上で目を瞑って ずっと眠ってるだけ。
そろそろ起きたいよ。
今日は九月一日。
桃
僕が屋上から飛んで 早一年。
ずっと体が動かない。
「 一命は取り留めました 」
先生がそう言った。
耳は聞こえるのに、 体は動かないし 呼吸器ないと苦しくて死ぬ。
そんな命。
でも桃くんも僕の親も まだ待ってくれてる。
先生が言うには 僕の脳や臓器に異常は無いらしい。
でも、呼吸器が必要なのは 僕の肺が昔から弱いから。
もう慣れっこだったんだけどな。
でもその事で虐められるとは 思って無かった。
虐めが始まったのは 高校二年になってから 息苦しくなる頻度が増えた頃。
桃くんに一生 隠すつもりだったのに。
青
青
青
山崎
青
山崎
青
青
クグッ…!!
青
青
山崎
賀川
モブ
青
青
青
青
青
桃
青
桃
その時の僕は 意識が少ししかなく 一言で言うと 意識が飛びかけだった。
でも、見えたその桃色の髪が 僕をまだ飛ばさずにいられた。
微かに聞こえる、 桃くんの指示。
それに答える 僕の味方の友達。
僕の目の前は真っ白だった。
もう一人の僕は よく、僕にこう言う。
×?
×?
青
×?
×?
青
青
×?
×?
青
でも僕は少しでも 桃くんを困らせないように よく笑うんだ。
青
桃
青
青
医者
医者
医者
青
青
桃
桃
桃
青
桃
青
桃
青
桃
青
桃
僕にこの言葉が ハッキリ言えてたら。
僕の悩みを ちゃんと出来てたら。
扉を開けて 当たってくるのは少し冷たい風。
桃
それと、君の声。
青
フワッ…、
青
たった数分の 出来事だったはずなのに 残るのは後悔ばかりなのは なんでだろうな。
桃
どうして桃くんが謝るの?
桃
どうしてそんなに 悔しそうな顔をするの?
あんなに、 かっこいい顔を歪めないでよ。
青
青
僕がまだ、 学校の体育祭に出れてた頃。
モブ
モブ
青
青
桃
モブ
モブ
桃
モブ
青
桃
桃
青
青
桃
青
青
桃
桃
青
青
青
桃
桃
青
僕は肺だけじゃなくて 体も弱いから、
体育祭の種目を 桃くんに代わってもらうことが 多かった。
だからせめて 桃くんに、 「 凄い 」 「 ありがとう 」 「 かっこいい 」 をずっと言ってた。
少しでも、役に立てるように。
桃くんは僕に たくさん動いてくれたのに、
僕は桃くんの為に 動けない。
動くことが出来ない。
でも僕はやっと、動けた。
桃
これが桃くんの為になるかは 本当に分からない。
桃
でも、この彼の闇を 少しでも断ち切れるように 僕は全力で言葉を探す。
桃
そして、やっと見つけた。
桃
目は開けれるのに、 起き上がれない。
桃
起き上がれても、 声が出ない。
桃
声が出ても、 この行動が、 この言葉が、
桃
本当に彼の為になるか 分からない。
桃
それでも僕は、 伝えるよ。
青
桃
やっと立てたよ。
青
青
言いたいことが ちゃんと言えたよ。
桃
青
桃くん
桃
桃
青…。
青
この一瞬を 一生続けてください。
あと一話出すつもり!!
すれ違いのやつ、 書くのちょっとムズいけど 楽しい!!
ちなみに今、大阪いる (2023/09/08 16:14)
グリコ見たかったから、 ちょーぜつ嬉しかったぁ!!
もうすぐ新幹線で帰る
コメント
2件
桃くんも青くんも悪くないよ、(゚ー゚)(。_。)ウンウン、 大阪いいなぁ〜