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ピロン。 翔の携帯が鳴る。 メールの音。
奈緒
翔は携帯にロックもかけない。 つまり画面を見たらチャットの内容が見える。
奈緒
知りたい。 その欲には勝てなかった。
そのチャットの内容を見て私は後悔した。
翔
マリ
翔
マリ
翔
マリ
8時間後
翔
マリ
私は翔の携帯を思い切り握りしめて フローリングを見つめた。 苦しい。
奈緒
いけないことをしてしまった。 なんの役にも立たない事。
それから私は、翔の携帯が鳴るたびに 恐怖、疑いが輪廻する。
あい
私は夜中にも関わらず、辛くて あいを呼び出しカラオケへ入った。
奈緒
あい
奈緒
奈緒
あい
その言葉が、受け入れたくない現実そのものだった。 でも、そんなはずない!って どこかでおもってしまっている。
あい
奈緒
あい
奈緒
あい
まるで説教されてるかの如く言い返される。
あい
奈緒
私の頭を駆け巡る。 出てこないわけじゃない。 全部好き。離れたくない。 でも、浮気、お金のことといい 全部の中に入ってるわけじゃなかった。
あい
確かに。 翔の浮気とお金癖の所を 当たり前の優しさでカバーしてるだけだ。
奈緒
奈緒
あい
あい
私は好きを捨てるべきなのか。 そしてその日は歌い尽くし クタクタで家へ帰った。
頭の中は翔のことで沢山だ。
翔
奈緒
翔
きっと他の人にはわからない。 愛おしい。って気持ちが さっきの悩みを吹き飛ばす。
そして私は、あのマリって人も寝たであろう腕の中で、愛おしさに包まれ眠った。