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コメント
2件
ゆっくりでいいのでねぇー! やっぱこういう系いいね。うまい
どうも! せいかです!
いろんな人に見てもらえて嬉しいです
続きからどうぞ!
その日、食事はなかった。
お腹が空く、という感覚も、もう曖昧になっている。
空っぽなのが普通で。
満たされることが、よく分からない。
私は、部屋の隅でじっとしていた。
動かなければ、怒られない。
音を立てなければ、存在を忘れてもらえる。
それが、一番楽。
桃
静かだ。
さっきまで聞こえていた声も、足音も、もうない。
みんな、どこかへ行ったのだろう。
あるいは、私に興味がなくなっただけか。
どちらでもいい。
どちらにしても
桃
ぽつりと呟く。
その言葉は、やけに重く感じた。
ひとり。
それは、ずっと前からそうなのに。
どうして今、こんなにも寂しいのだろう。
桃
ふと、思った。
外は、どんな場所なんだろう。
光があって。
風があって。
誰かが、笑っている場所。
桃
小さな願い。
叶うはずもない願い。
だって私は
桃
手を伸ばす。
目隠しの布に触れる。
これを外したら。
全部、終わる。
誰かが死ぬ。
また、同じことになる。
桃
指先が震える。
怖い。
でも。
それでも。
桃
ほんの少しだけなら。
誰もいないなら。
大丈夫かもしれない。
そんな都合のいい考えが、頭をよぎる。
ゆっくりと。
本当に、ゆっくりと。
布を——
ずらした。
光。
一瞬で、世界が変わった。
ぼやけた視界。
慣れない明るさ。
思わず目を細める。
桃
声が漏れる。
こんなにも、明るいんだ。
こんなにも、色があるんだ。
部屋は、思っていたより狭くて。
埃が舞っていて。
それでも
桃
初めて見た世界は、少しだけ輝いて見えた。
でも。
その瞬間。
桃
視界の端で、何かが動いた。
バタッ
振り向く。
そこには。
開けっぱなしの襖の向こうで、倒れている人影。
桃
理解が追いつかない。
ただ、嫌な予感だけが膨らんでいく。
桃
足が震える。
近づきたくない。
でも、目が離せない。
桃
布を掴む。
慌てて目を覆う。
遅い。
遅いと、分かっているのに。
桃
私は、何もしていない。
見ただけだ。
ただ、それだけなのに。
桃
声が、震える。
涙が、勝手に溢れてくる。
桃
答えは、知っている。
分かっている。
それでも。
認めたくなかった。
見てくださりありがとうございます!
投稿頻度は亀さんより遅いのでご了承ください😢
次回♡100以上で、!
ほんとに、時間稼ぎです()
続き見たい人がいればぜひコメントで!
いろんな人と仲良くしたいんで!!
それでは!