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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

et

ふわぁ〜眠…

週末が明け、また憂鬱な1週間が始まる。

rn

etちゃん、ちゃんと昨日寝ました〜?夜更かししたでしょw

et

んぅ…実は少し…

rn

少しじゃないくせにw

et

少しだってばぁ…ふわぁ〜

rn

もう、欠伸そんなにしてたらコアラになりますよ!

et

なんでコアラになるの…?w

rn

まぁまぁwてか、移動教室って面倒臭いですよね…

rn

しかも化学のビデオですよ?絶対寝るじゃないですか

et

rn化学苦手だよね、分かれば結構面白いよ?

rn

頭良いのに羨ましいです…etちゃんの学力分けて欲しい…

et

あれ〜?天才じゃないの〜?もしや、自称?

rn

んなッ

et

wそういう前に努力しなきゃ

rn

はぁい

rn要領いいからもう少し頑張って勉強すれば 絶対良い点取れるのに。

rn

ねぇねぇ見てください

et

視線の先はもう3時間目なのにリュックを背負って歩いてる男子がいた。

ur

皆、通り過ぎる人は二度見していた。

rn

黒木くんです…

彼の名は黒木ur

クラスが違って関わりは少ないが、学校中の人が知っている。

黒木くんはいわゆる、〝不良〟なのだ。

rn

黒木くんって薬物の影響で睡眠障害が起きてるらしいですよ?

rn

怖いですよね…

黒木くんが注目を浴びるのは整いすぎた容姿もある。

太陽に照らされ一層輝く茶髪はよりクールな顔立ちを際立たせている。

鼻筋はスッと通っていて、形の綺麗な瞳には強い光が宿っている。

et

私、ああいう人苦手…

rn

えぇ、でもめちゃくちゃカッコイイですよ?

カッコイイ?いや、貴方の彼氏のほうがよっぽどカッコイイと思いますけど…?

et

rnって、黒木くんみたいな人がタイプなの?

rn

タイプっていいますか、あんなにイケメンな男子いませんよッ!

rn

私、もしフリーで告白されたら絶対付き合っちゃいますもんッ!

et

…………え?

rn

逆に断る人居るんですかね?まぁ、結局黒木さんは見てるだけで満足かもですw

rn

なんか、かっこよすぎて近づけませんw

……はッ?

yaくんという彼氏がいるのにこの子は何言ってるの?

しかもyaくんがいなかったら付き合ってたって?…信じられない

ずっとyaくんを好きな私が馬鹿馬鹿しくなってきた。

rn

etさ〜ん?顔怖いですよwどうしたんですか?

et

…はは。ごめん

rn

ホントにですか〜?etさんが元気じゃないと心配なります!何かあったら言ってくださいね?

とてつもなく苦しい。

いつからだろうか、

rnと笑えなくなったのは。

________________________ やっぱり覚えてる訳ないか。 クラスも顔もわからない相手なんて怖いよな。 だけど、ごめん。まだ橙さんに直接会う勇気がなくて、 教えられない。 それでも、君と話していたいし、君のことを もっと知りたい。 わがままなのは分かってる。 どうか、このまま本に挟んで文通を続けてくれないか? お願いだ。                       佐藤 ______________________________

et

自分勝手だなぁw

放課後、『こころ』にまた手紙が入っていた。

私はその手紙を二つ折りにしてバックに入れる。

et

…はぁ

どうしても返事を書く気にはなれなかった。

et

rn…yaくん…

午前中のrnとの会話がショックで気持ちが落ち着かない。

et

…?

et

「俺のこと、覚えてるわけないか」…?

et

どういうこと…

私は絶対に過去に佐藤くんと会っている。

そうでなければ、佐藤くんが私の事気になることもなければ、 認識だってしない。

でも

et

思い出せない…。。

どんな人にでも律儀でいたいが、 それも時と場合による。

文通は〝相手〟がいて、それまた〝相手の意思〟 があって成り立つものだ。

私はただ、自分に甘えたくないという心があるだけで 誰かの為に行動しているわけではない。

返事をする義務やメリットがない以上 彼のために文通してあげようとはならない。

et

私はこの「お願いだ」という文を見なかったことにした。

rn

これ、喜んでくれますかねぇ?

et

うん、yaくんならなんでも喜ぶよ

rn

そうだと良いですけどねぇw

今日はyaくんの誕生日。

結局、スポーツウォッチにしたらしい。

ttとdnとsvさん、3人の意見を上手くまとめたな、と 渋々思う。

ya

おーい!rnー!部活行くぞー

rn

あッはーい!

et

あ、yaくん…誕生日おめでとう

幼い頃から互いの誕生日に祝福の言葉を言い合ったのもあり、

その話題に触れないと逆に不自然だった。

ya

ありがと。覚えてくれてたんだ

et

当たり前でしょ

ya

俺も覚えてるよ、10月7日な

et

…うん

覚えてくれてたんだ…

ya

じゃあ、俺そろそろ

rn

バイバイetちゃん!

et

また明日ね

 

グラウンドの水溜りは大きく、サッカー部もおそらく 体育館の練習に切り替わっただろう。

ならば、図書館に行く意味はない。

et

仕方ない…今日はこのまま帰ろ

佐藤くんにはもう1週間も手紙を出していない。

et

et

あれ?

et

折り畳み傘がない…

今朝確実にバックに入れた。

もしかしたら、教科書やノートといっしょに机の中かも知れない。

いや、それしかありえない。

et

しょうがない…戻るか

ねぇ、etさんヤバくない?

et

嫌な予感がする。 このまま教室に入るのは良くない。

yaくんの前の態度でしょ?この前も思ったけどさ、 舞い上がってるのバレバレだよね

et

…ッ

rnがいなかったら、yaと関われへんやろうし etさんて地味に片思いしてそ

et

違う。間違ってる。

確かにyaくんと話せて嬉しいよ? でもrnがいるから近づけた訳じゃない…!

むしろ、私が先だ。 私がyaくんと、幼馴染だったから、私がいたから

rnはyaくんと出会えた。

それを直接言えないのがもどかしい。

et

なんで、こんなにうまくいかないの…

もう何もかも嫌になる。 投げ出したくなる。

そろそろ帰る?

et

ここで鉢合わせしたらまずい。

et

ハア……ッ、ハア……ッ

苦しい。

だんだんぼやける視界になぜだか余計に悲しくなる。

私は無意識にある場所に向かっていた。

遅くなってごめんなさいm(_ _;)m

学校も始まり、テスト期間に突入。 あぁ忙し忙し、

て言い訳はとおりませんよね…w

🐢ですが頑張ります💪

「明日をくれた君に、光のラブレターを。」

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テスト勉強頑張ってください!

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