吉原には誰もが惚れると噂の遊女がいた
白い肌に頬は紅をひいたように紅く
その姿から「紅乙女」と呼ばれた
禿
玉菊
弥太郎
弥太郎
玉菊
慣れていないというのが見てわかった
幼い顔立ちの彼は私にはない純粋さを持っていた
弥太郎
玉菊
弥太郎
玉菊
弥太郎
弥太郎
玉菊
3度目の逢瀬を迎えると花魁はやっと目を合わせ話すことができる
それがルールだ
弥太郎
玉菊
弥太郎
弥太郎
玉菊
たかが声一つでこんなにも嬉しそうにしてくれた客はいただろうか
仕事も忘れときめく
弥太郎
弥太郎
玉菊
玉菊
弥太郎
玉菊
それからも彼は通い続けた
不思議な事に一度も床に入ろうとはしなかった
玉菊
弥太郎
玉菊
弥太郎
玉菊
弥太郎
玉菊
弥太郎
弥太郎
玉菊
玉菊
弥太郎
弥太郎
玉菊
玉菊
弥太郎
弥太郎
弥太郎
玉菊
弥太郎
弥太郎
玉菊
あれから数年
良いところの息子である僕でも
彼女のような人気の花魁を買う金を集めるのは苦労した
弥太郎
町人
町人
町人
弥太郎
弥太郎
町人
弥太郎
町人
死んだらしいです
弥太郎
弥太郎
町人
弥太郎
町人
弥太郎
弥太郎
それでも彼女を忘れられず店の前へと足を運ぶ
弥太郎
禿
禿
弥太郎
禿
弥太郎
禿
パタパタと忙しなく店の中へ入っていった
弥太郎
弥太郎
玉菊
弥太郎
玉菊
弥太郎
玉菊
弥太郎
玉菊
玉菊
玉菊
弥太郎
玉菊
弥太郎
玉菊
弥太郎
弥太郎
玉菊
コメント
6件
素敵なお話ですね! なんかこう…言葉とか世界観とか僕は物凄く好きです(*^^*)
コメントありがとうございます!大人の女性いいですよね!
なんだかレトロで素敵なお話ですね!玉菊のような魅力的な女性になりたいです...✨