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私の向かいに座っているのはかの天才問題児 鳴海弦隊員である。 その隣には功さん、 私の隣はヒカリさん。 二部隊の隊長、1人の小隊長を前にしてもお構いなしにゲームをしている彼。 変わってないな、 そう思った。
四ノ宮ヒカリ
四ノ宮功
最初は聞き間違いかと思った。 小隊長と一般隊員が戦うなど、同じ部隊であればともかく、 部隊は違うし隊員歴だって私が圧倒してしまう。 功さんは何を考えているんだろうか
四ノ宮功
四ノ宮功
四ノ宮功
四ノ宮功
拒否権など、無いようだ。
第三演習場 東西に別れて私と鳴海君が立つ。 やる気はある様で、本気な姿が伺えた。 なんでそこまで本気を出すのかは知らないが、 ゲームにつられたんだろう カウント10で開始の合図 たまたま出張できていた第一のオペレーターリーダー 来栖君にカウントと演習場をお願いする。 ぶつくさ言いながらもしっかりやってくれた。 ありがとう。
来栖アキラ
今回の訓練は模擬戦だとしても小隊長として、負けられない。 大人気ないなんて、子供なんだから通用しない。 目を瞑って、周囲の構造を把握する。 第三演習場は滅多に使わないから、構造がわからない。 ある程度を記憶して、戦場で詳しく覚えて行く。 そんなことを言っていると、カウントが終わった。
来栖アキラ
グッと足に力を込め、大きく飛躍する。 相手の武器がわからぬ以上、下手に動けない。 今回ハンデとしてこちらの武器は彼に伝えている。 変なプライドがあるだろうから、 私も彼の武器を知っていると嘘をついておいた。 パァァン 鋭い銃撃音が耳を掠める。 いまの銃撃で位置は把握できた。 たんったンッタンッッ 壁と壁を、窓から窓へと移って行き_ バンっッ 一発で、勝敗がついた。 ペイント弾が人間の急所についていた。 実弾なら再起不能。 よって、私の勝ちだ。
来栖アキラ
来栖アキラ
少し離れたところで座り込んでいる鳴海
鳴海弦
いつも言われていた 「対戦相手でも、同じ人間であれば平等に接しろ」 座り込んでいる鳴海に手を差し伸べる。
詩恩
詩恩
私の手を振り払って立ち上がる。 何が引き金を引いたのか、 分からなかったがヒカリさんに 「どこか空いている練習場はあるか」 と聞いている。 きっと、自分よりも小さい女に負けたのが気に食わなかったのだろう。 第二室内練習場の鍵を奪い取って歩いて行く。 そんな彼の後ろ姿は、とても逞しかった。
あのあと結局三試合した。 もちろん私の圧勝。 新人に負けるほど柔じゃない。 で、今は深夜の公園に呼び出されている。
詩恩
“ 百 “
百
百
詩恩
百
苛々する。 こんなやつ、私の妹なんかじゃない。 妹のふりをした化け物だ。 家族を陥れ、私を黒瓜家から追放した張本人 黒瓜百
詩恩
早く帰りたい。 まだ書類が残っているし、風呂だって寮で済ませるなら時間が決まっている。
百
急に出てきた名前に、驚く。 なんで、百が鳴海君のことを知っているのだろう。 百と彼はあったこともないはず、テレビに出るような有名でもない。 ただの一般隊員だ、第一にストレート入隊した天才隊員。 だが、隊長級にでもならなければ世間に知られるはずがない。
百
百
なんでわざわざ語尾にハートなんでつけるんだろう。
詩恩
百
え、笑 舌打ちしたよ、舌打ちしちゃったよ笑笑 いいのかなぁ? “ 後ろに怪獣がいるのにそんな呑気にして “
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