テラーノベル
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──紫苑の花が風に揺れていた。 淡い花びらが、夕暮れの空へ舞い上がっていく。
四季
四季は、しゃがみ込みながら花を見つめていた。
隣りにいた紫苑はいつものように四季を眺めていた。
四季
紫苑
四季
紫苑
四季
四季が笑う。
その笑顔を見て、紫苑はほんの少しだけ目を細めた。
紫苑
四季
紫苑
四季
紫苑
四季
紫苑は答えなかった。 ただ、風に揺られる紫苑の花を見つめていた。
──その時は、まだ。
こんなにも、その言葉が大切になるなんて思っていなかった。
数日が経った頃
任務の帰り道。 四季と紫苑は並んで歩いていた。
四季
紫苑
四季
四季が立ち止まる。
四季
紫苑の足が止まった。
紫苑
四季
紫苑
四季
紫苑は四季を見つめる。
紫苑
四季
紫苑
少しだけ、震える声で続ける。
紫苑
四季は一瞬驚いたあと、優しく笑った。
四季
そして紫苑はそっと、四季の頭に手を置いた。
紫苑
──それから、時間が何度も何度も過ぎていく。
あの日の約束を思い出すたび、紫苑は一人で紫苑の花を見つめた。
風が吹く。
花びらが舞う。
その中に、四季の笑顔が見える気がした。
紫苑
名前を呼んでも、返事はない。
それでも紫苑は、静かに微笑んだ。
紫苑
1枚の花びらを手のひらに乗せる。
紫苑
紫苑の花は、今日も咲いている。
あなたを忘れない。
たとえ、もう隣りにいなくても。
四季と過ごした時間も。
四季の笑顔も。
四季の声も。
全部、俺の中に残ってる。
だから──
紫苑
紫苑を見つめながら、小さく呟いた。
紫苑
──好きだった、と。
そして
──ずっと忘れない、と。
夕暮れの風が、紫苑の花を揺らした。 まるで、あの日の約束に返事をするように。
四季
紫苑
紫苑はどこか安堵したように、静かに微笑んだ。
紫苑
四季
紫苑
四季
紫苑
四季
『あなたを忘れない』
紫苑の花は、今日も静かに咲いていた。
コメント
1件
読了したよ〜!!🌸✨ もうね、最初の紫苑の花のシーンからエモすぎてやばかった😭💕「あなたを忘れない」って花言葉に、四季と紫苑がお互いに結んだ約束の重みがじんわり沁みる…。 時間が経って、紫苑が一人で花を見つめる場面切なすぎるし、最後の「好きだよ」「俺も好き」の流れで完全に持ってかれたよ…尊い…🥺💖 まだ第1話ってことで、これからどんな物語が待ってるのか超楽しみ!!続き待ってます〜⋆♡
あおい