橙紫（短編）

⚠︎注意⚠︎ BLです 橙紫です 苦手な方はUターン

　ﾊﾞﾀｯ🚪

そんな会話をしたのは1時間前

俺が🧡くんの動画を消してしまったのが始まりだった

お互い仕事が山ほどあり、疲れが溜まっていた結果こうなってしまった

財布だけ持って家出したのはいいものの、寝る所が無い

メンバーに泊めて貰う事も一瞬考えたが、急に泊めて貰うのはリーダーとして恥ずかしいからやめといた

すでに出て来た事を後悔している

本当なら今頃仕事がひと段落して、2人でまったりしていたに違いない

なのに、今は知らない路地に俺1人。

スマホが無いので連絡のしようもない

こうなるならすぐ謝れば良かった...

🧡くんだ...

多分メンバー全員で俺を探し回っているのだろう

声を掛けたい、けどいらないプライドが邪魔して掛けられない

そうしている合間に🧡くんは遠ざかるばかり

今、ここで言わなきゃ...！

そう思っていても口に出せない

気持ちは暗くなるばかり...

🧡くんが気づいてくれたらな...あんて淡い期待をしながらぼーっと空を見つめていた

その時...

こんな時でも俺は素直になれない...

みんなも喧嘩しないでねっ！