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主
さつき
主
さつき
主
主
…これは……、夢、かな。
夢なんだろうな、 こんな、見たくもない景色。
病院のベッドで、死にたいって 顔してうずくまってる。
れる
れる
幸せだった頃の夢ですらない辺り、 神様は本当にれるが嫌いらしい。
れる
「曲、また気に入ってもらえなかったなぁ。」
れる
「れる、どうすれば良かったんかな、。」
れる
「…死んであげたら、良かったんかな。」
「笑顔になってくれたかなぁ。」
れる
「……弱いくせに、生き過ぎたから。」
「…こうなっちゃったんかな。」
れる
れる
「…ッ……、お父、さん…」
目の前で泣き始める自分を、 どんな感情で見ればいいのか 分からなくなってくる。
…だって、だから
だから自分は、 死のうと思ったんでしょ?
れる
「…おかぁさん。」
「ごめん、ね。」
れる
れる
れる
れる
れる
れる
……………気持ち悪い。
足音がする。
何か言ってる…? よく、聞こえない。
ぁぁ、そうか
これは
こったろ
こったろ
まだおぼろげな目で 天井を見つめる。
れる
れる
…ほら、やっぱり夢だった。 焦った顔でこったんがこちらを 見下ろしている。
こったろ
こったろ
れる
れる
こったろ
こったろ
こったろ
気を使ってくれたんかな。 ……相変わらず、優しいなぁ。
れる
こったろ
ーーーーー数分後ーーーーー
れる
水を少しずつ口に運びながら 熱い頭を落ち着かせる。
れる
一言目がそれな事に 自分でも呆れてしまう。
…でも、改めて自覚できた。
死のうと思った理由を。 ゆうくんを利用した自分を。
…母を殺した自分を。
れる
れる
母を殺して、父を傷つけて、 のうのうと幸せに生きてるなんて …いいわけないじゃんか。
れる
れる
「お前がッ!!お前が殺したんだ!!」
「俺は最初から反対だったんだ! 身体の弱いあいつが子供を産むなんて」
「まだ気づかないのか…、?」
「あいつは毎日無理して病院に通ってた!! 息子であるお前の為にッ…!!」
「信用なんて…するんじゃなかったッ…」
あぁ嫌だ、もう聴きたくない。
頭の中で鳴り続ける あの記憶の声がうるさい。
れる
頭に刻まれた声が、 幸せになるなって叫ぶみたいに。
思い出す度に心臓が握り潰されてるみたいな、そんな心地になる。
最初から最後まで、 れるはきっと愛されない。
だって、罪深い子供なんでしょ?
れる
れる
だから、愛されないのは お母さんのせい?
れる
お母さんがれるを産んだせい。 お母さんがれるを愛したせい。
れる
お母さんが死んじゃったから れるは誰にも愛されない。
れる
大好きだったお父さん 音楽を教えてくれたお父さん。
お母さんは優しかっただけ?
れる
勝手に産んで、勝手に無理して、 勝手に愛して勝手に死んだ。
そんなお母さんのせいなんだ。
れる
……………
あはっ
ほら、やっぱり悪い子やん
なんで否定せぇへんの?
れる
全部れるが悪いのに。 そんな事思ってたんや?
れる
お母さんに全部押し付けて 逃げようとする所。
…見苦しいなぁ?
れるが求めたんでしょ? また会いに来て、って言ったんでしょ?
ちゃんと思い出しぃや
お母さんは、誰のせいで
誰が求めたせいで 死んだと思ってんねん。
…クソ野郎。
れる
れる
れる
頭が割れるように痛い。 苦しい、痛い、痛いよお父さん。
れる
これもれるのせい、なの?
れる
息が続かない。辛い、痛い。 痛いよお父さん、お父さん。
れる
……ぁれ、前…が…
れる
揺れ……、て…
……ぁーぁ、また、これか。
主
さつき
主
さつき
主
さつき
さつき
主
さつき
主
さつき
さつき
主
主